今回はあいみょんの楽曲「あした世界が終わるとしても」の歌詞の意味について考察していきたいと思います。
この曲は、アニメ映画「あした世界が終わるとしても」の主題歌として書き下ろされた楽曲。
この曲の歌詞には一体どんな意味が込められているのでしょうか?
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今日も生きているのです
僕は僕の守り方を
ようやく知ったのです退屈な現状それと愛情
感情、どうしよう
いつまでたっても定まらないよ
僕は僕なのになぁ大切な人も恋も愛も
性も、どうしよう
いつまでたっても守りきれないよ
いつかは消えてしまうやはり僕は1人では
抱えきれないものばかりで
強くなれない身体に
強さを求めてこの頼りない翼広げて
迎えに来たんだよ
会いに来たんだよ
今はまだ飛べない鳥だけど
最低でも、君だけは守れるように
最低でも、君だけは守れるように憂鬱なモーニング
それとスローに変わり始めた
いつまでたっても笑えないなぁ
世界が腐りそうなんだ悲しい物語なんて
幼い頃に聞き飽きたよ
優しい誰かの囁きで
涙が出た 今もう隠せない何かを抱え
迎えに行くんだよ
会いに行くんだよ
今はまだ伝えられないけど
最悪でも、僕だけはここにいるから
最悪でも、僕だけはここにいるから失うものが君だとしたら
僕が世界のどこかに
君だけの居場所をつくってあげる
失うものが僕だとしたら
僕が君を守れたという
証拠になるでしょうこの頼りない翼広げて
迎えに来たんだよ
会いに来たんだよ
今はまだ飛べない鳥だけど
最低でも、君だけは守れるようにもう隠せない何かを抱え
迎えに行くんだよ
会いに行くんだよ
今はまだ伝えられないけど
最悪でも、僕だけはここにいるから
最悪でも、僕だけはここにいるから今日も生きているのです
僕は僕の守り方を知りました
そして君の側にいると決めました引用:「あした世界が終るとしても」作詞作曲/あいみょん
あいみょん「あした世界が終わるとしても」はどんな曲?
あいみょんの「あした世界が終わるとしても」は、切ないメロディーの中に、力強い想いがつまった歌詞が印象的ですね!
自分の情けなさと、とことん向き合って、小さな一歩かもしれないけれど変わろうと決意を込めた想いが伝わってくる楽曲です。
あいみょんらしい、綺麗事ばかりではない心の繊細な動きが、すごいリアルな想いと重なるんです!
映画「あした世界が終わるとしても」とは?
また、「あした世界が終わるとしても」は、タイトルと同じ「あした世界が終わるとしても」という、アニメの映画の主題歌として起用されているんです!
小さい頃に母親を亡くした真は、どこか周りと馴染めずに過ごしていた。
クラスメートの琴莉は、そんな真のことがどうしても気になってしまう。
そんな中、真の父親が亡くなったと、琴莉に連絡が入り、真の前には、ハザマジンという男が現れる。
ジンは、この世界と相対するする世界「日本公国」という国からやってきたというのだった。
むちゃくちゃ気になりますよね(笑)
真の前に現れたジンは、果たして味方なんでしょうか。
この世界はどうなってしまうのか、真の本当の思い想いとは…
真は果たして、「誰を」「何を」守り抜くことができるのか。
あいみょんの歌声とともに、最後まで見守りたいですね。
この映画のストーリーを元に「あした世界が終わるとしても」をイメージして歌詞を書いたあいみょん。
アニメの世界観を、見事にあいみょんが表現している楽曲だと思いますね。
あいみょん「あした世界が終わるとしても」歌詞の意味は?
そんな思いの詰まった「あした世界が終わるとしても」の歌詞に、ぜひ注目してみてくださいね。
では「あした世界が終わったとしても」の歌詞の意味を考察していきましょう!
「あした世界が終わるとしても」Aメロ・歌詞の意味
今日も生きているのです
僕は僕の守り方を
ようやく知ったのです引用「あした世界が終わるとしても」作詞作曲/あいみょん
「今日も生きているのです」は、今日もどうにか生きていれた、という思いに見えますね。
なぜなら「僕」は自分が傷つかずにいられる方法がわかったから…
自分で自分を守ることで、「僕」は今日も生きているという切なさを感じます。
退屈な現状それと愛情
感情、どうしよう
いつまでたっても
定まらないよ
僕は僕なのになぁ引用「あした世界が終わるとしても」作詞作曲/あいみょん
なにも変わることのない現状に「僕」の心の感情が揺れ動いている様子が感じ取れますよね。
どこか、思春期の感情に似たような、自分の感情をコントロールできない状態に近いような…
「僕」の中では、何も変わらない自分がいるのに、という想い。
自分の思いとは裏腹な感情の波に戸惑ってしまうことって、誰にでも経験があるんじゃないでしょうか。
大切な人も恋も愛も
性も、どうしよう
いつまでたっても守りきれないよ
いつかは消えてしまう引用「あした世界が終わるとしても」作詞作曲/あいみょん
大切なものすべてに対して、どう接していいのかわからないという気持ち。
「僕」はどうしたらいいんだろう。
守りたいけれど、どうせ、いつかは消えてしまうんだという感情が押し寄せる。
大切なものが生まれても、失う怖さを知っていると、どうしても自分が傷つかないようにと考えてしまうんですよね。
傷つかないためには、近づかないことが一番だと思ってしまう…
「あした世界が終わるとしても」Bメロ・歌詞の意味
やはり僕は1人では
抱えきれないものばかりで
強くなれない身体に
強さを求めて引用「あした世界が終わるとしても」作詞作曲/あいみょん
自分一人では、結局何も行動することができないことへの自虐的な想いの「僕」。
ただ、こんな自分ではなく『強くなりたい』と願う心の変化を感じます。
そうなんですよね…
変わりたいと思ってはいても、その一歩を踏み出すことは、本当に勇気のいるものだと思います。
「あした世界が終わるとしても」サビ歌詞の意味
この頼りない翼広げて
迎えに来たんだよ
会いに来たんだよ
今はまだ飛べない鳥だけど
最低でも、君だけは守れるように
最低でも、君だけは守れるように引用「あした世界が終わるとしても」作詞作曲/あいみょん
「この頼りない翼広げて」は、まだまだ胸を張れるほどではないけれど、一歩を踏み出した「僕」。
「君」に出会えたことで、前へ踏み出せたことを表現していますね。
まだまだ自信はないけれど「君」だけは守りたいという強い意志を感じます。
きっと、大切な何かが生まれた時にこそ、人は勇気が生まれるものなんですね!
「あした世界が終わるとしても」2番Aメロ・歌詞の意味
憂鬱なモーニング
それとスローに変わり始めた
いつまでたっても笑えないなぁ
世界が腐りそうなんだ引用「あした世界が終わるとしても」作詞作曲/あいみょん
「憂鬱なモーニング」とは、今までと何も変わることのない同じ朝。
ずっとこんな状況の中にいる自分に嫌気がさしている心の中が見えてきますね。
「僕」は、こんな毎日に、自分自身や自分のいる世界に、限界を感じているのではないでしょうか。
「あした世界が終わるとしても」2番Bメロ・歌詞の意味
悲しい物語なんて
幼い頃に聞き飽きたよ
優しい誰かの囁きで
涙が出た 今引用「あした世界が終わるとしても」作詞作曲/あいみょん
悲しみの中で生きてきた「僕」。
どこかきっと諦めのようなものを抱えて生きてきたんじゃないでしょうか。
そんな中、優しさに触れることで、自分の中の何かが溢れたんです…
そうなんです。
涙は悲しい時だけに流れるものじゃないんですよね。
嬉しさや安心から、涙が溢れることもあるんです。
「あした世界が終わるとしても」2番サビ・歌詞の意味
もう隠せない何かを抱え
迎えに行くんだよ
会いに行くんだよ
今はまだ伝えられないけど
最悪でも、僕だけはここにいるから
最悪でも、僕だけはここにいるから引用「あした世界が終わるとしても」作詞作曲/あいみょん
「もう隠せない何かを抱え」のところで「僕」の中で何かが変わったことを感じさせます。
この想いを抱えて「君」のもとへむかうという決意。
まだ、すべてを変えることはできないけれど「君」のそばにいたいという熱い想い…
「僕」が踏み出した一歩が、大きく動き始めた気がしますね。
「あした世界が終わるとしても」Cメロ・歌詞の意味
失うものが君だとしたら
僕が世界のどこかに
君だけの居場所をつくってあげる失うものが僕だとしたら
僕が君を守れたという
証拠になるでしょう引用「あした世界が終わるとしても」作詞作曲/あいみょん
「君」を失うぐらいなら「僕」が「君」を守れる居場所を作ってあげる…
「君」だけは絶対に守ってみせるという強い意志を感じます。
これまでの自虐的な毎日から、誰かのために生きるという感情が見えてきますね。
「僕」がいなくなるのであれば、それは「君」を守れたという証…
それだけでも「僕」が存在した意味があるといえるという強い想いが伝わってきます。
今日も生きているのです
僕は僕の守り方を知りました
そして君の側にいると決めました引用「あした世界が終わるとしても」作詞作曲/あいみょん
「今日も生きているのです」が、喜びに変わった気がしますね。
今までは、自分で自分を守ってきた「僕」。
そんな「僕」が「君」を守ることで生きる喜びを知ったのではないかと思います。
「君」のそばにいることが「僕」の生きていく道になったんですね。
あいみょん「あした世界が終わるとしても」歌詞の意味は? まとめ
幼い頃から悲しみを抱えながら生きてきた「僕」。
そんな毎日から抜け出す一歩を踏み出せず、自分自身が傷つかないように過ごす毎日。
そこへ自分を変えてくれる「君」と出会ったことで「僕」の何かが動き始めます。
自分を守りながら生きてきた「僕」が「君」を守ることで生きていく『愛情』を手に入れる…
人は悲しみの中では感情さえ生まれない、誰かの優しさがあるだけで人生が輝き始めるんですよね。
あいみょんは、そんな心情を、嘘のない言葉で歌詞に乗せて伝えているのではないでしょうか。