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あいみょん|DISH//『猫』歌詞の意味を解釈【彼の本音と願いとは?】

あいみょん「猫」歌詞の意味は? (1)

今回はあいみょんの「」の歌詞の意味について考察・解釈をしていきたいと思います。

この曲は、あるアーティストにあいみょんが楽曲提供したものです。

みなさんもうご存じですよね?

自分が一番いいと思える作品を提供したかったと、あいみょんご本人も自信満々な本楽曲。

聞いている人の胸を締め付けるほど「泣けて切ない」リアルな歌詞には、いったいどんな意味が込められているのでしょうか。

 

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考察内容に「共感できた」「共感できなかった」など何でも構いませんので、あなたの声をお寄せください。

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あいみょん「猫」はどんな曲?

あいみょん『猫』歌詞

夕焼けが燃えてこの街ごと
飲み込んでしまいそうな今日に
僕は君を手放してしまった

明日が不安だ とても嫌だ
だからこの僕も一緒に
飲み込んでしまえよ夕焼け

だけどもそうはいかないよな
明日ってウザいほど来るよな
眠たい夜になんだか笑っちゃう

家まで帰ろう 1人で帰ろう
昨日のことなど 幻だと思おう
君の顔なんて忘れてやるさ
馬鹿馬鹿しいだろ、そうだろ

君がいなくなった日々も
このどうしようもない気だるさも
心と体が喧嘩して
頼りない僕は寝転んで
猫になったんだよな君は
いつかフラッと現れてくれ
何気ない毎日を君色に染めておくれよ

夕焼けが燃えてこの街ごと
飲み込んでしまいそうな今日に
僕は君を手放してしまった

若すぎる僕らはまた1から
出会うことは可能なのかな
願うだけ無駄ならもうダメだ

家までつくのが こんなにも嫌だ
歩くスピードは
君が隣にいる時のまんま
想い出巡らせ
がんじがらめのため息ばっか
馬鹿にしろよ、笑えよ

君がいなくなった日々は
面白いくらいにつまらない
全力で忘れようとするけど
全身で君を求めてる
猫になったんだよな君は
いつかまたあの声を聞かせてよ
矛盾ばっかで無茶苦茶な僕を
慰めてほしい

君がいなくなった日々も
このどうしようもない気だるさも
心と体が喧嘩して
頼りない僕は寝転んで
猫になったんだよな君は
いつかフラッと現れてくれ
何気ない毎日を君色に染めておくれよ

君がもし捨て猫だったら
この腕の中で抱きしめるよ
ケガしてるならその傷拭うし
精一杯の温もりをあげる
会いたいんだ忘れられない
猫になってでも現れてほしい
いつか君がフラッと現れて
僕はまた、幸せで

引用:「猫」作詞作曲/あいみょん 

この曲、実はあいみょんがダンスロックバンドの「DISH//」に楽曲提供したものとなります。

2017年4月29日にDISH//「猫 ~THE FIRST TAKE ver.~」が配信リリースされ、公開からわずか1か月で「切なくて泣ける曲」として、大ヒットしました。

あいみょんとしては、2018年リリースの6thシングル「今夜このまま」に収録されています

YUZU科

あいみょんは、当時公開されていた映画「君の膵臓を食べたい」に影響され作詞作曲したそうです。

そしてその映画の主演を務めるのが、まさにDISH//のボーカルである北村匠海さん。

 

もともとDISH//はあいみょんのファンであり、いつか楽曲提供してほしいという思いがあったそうです。

インタビューでお二人は、以下のようにコメントしています。

北村匠海(DISH// Vo.)

「猫」を提供してもらう前に、「君の膵臓をたべたい」の試写会に招待させてもらって。「猫」は「キミスイ」にインスパイアされて書いてもらった曲なんですよ。(一部省略)

あいみょんの曲に、生温かさや人間味を感じてて。だから、歌ってても感情が乗るし、泣ける。歌を歌ってるというよりは、いつも言葉を喋ってる感覚にさせてくれるなって思ってます。

あいみょん

匠海くんとは元から交流があったので、匠海くんがメインヴォーカルで歌うならっていう想像だけですぐに描けるんです。「猫」の時は北村匠海という人間寄りに書こうかなって考えてて。当時はまだ19歳だったから、男の子と男性の間な感じがしたんですねよ。これからだんだんと大人の男性に向かっていくっていうタイミングだったので、それをうまいこと表現できたらなって思ってました。

引用元:https://www.barks.jp/news/?id=1000165167

それでは次に猫をうたっているDISH//とはどんなグループなのかを少しご紹介します。

DISH// (北村匠海)『猫』

 

ボーカルを務めるのは俳優としても活躍する、北村匠海さん。

映画やドラマで活躍する超人気の若手俳優で、今や彼を知らない人のほうが少ないのではないでしょうか?

ちなみに「猫」は、DISH// 10作目となるシングル「僕たちがやりました」のカップリングに収録されています。

このシングルの表題曲は、2017年フジテレビ系の7月から放送されたドラマ「僕たちがやりました」のエンディング曲としても注目されました。

映画の内容と歌詞が見事にリンクしているこの楽曲。

歌いあげるのがなんといってもご本人ということで、映画の中の主人公の気持ちが痛いほど伝わってきます。

北村さん自身も以前インタビューで、「ライブしてきた中で、一番歌っている最中に泣いた数が多い曲」と語ったこともあるくらいです。

その人気はとどまることを知らず、「猫」をもとにドラマも制作されました。

ドラマ「猫」とは?

 

2020年11月13日からテレビ東京で放送されたドラマ「猫」。

物語は、余命宣告された女性・金子みね子(小西桜子)とその日暮らしの生活を送るフリーター・天音光司(前田旺志郎)が、猫をきっかけに出会い恋に落ちるというラブストーリーです。

大切な人との残りわずかな時間を二人はどう過ごすのか。

そして、もし大切な人を失ってしまったらどんな世界が待っているのか。

映画とも原曲とも違う展開は、「猫」という楽曲をまた少し違った視点で楽しませてくれます。

制作プロデューサーも猫のファンであり、以下のようにコメントしています。

プロデューサー:漆間宏一(テレビ東京)

「猫」を初めて聴いた時、心まで届き、気持ちが動いたことを記憶しております。
僕自身曲への想い入れがあったので、曲の世界観をドラマ化できお届けできることを感謝しております。
ドラマは色んな感情が混ざり合う話です。
若いのに頼もしい小西さん前田くんと、制作スタッフみんなでテレビ東京深夜ドラマでは珍しいど真ん中純愛ドラマを作ります。
視聴者の皆さんの心に響くと嬉しいです。

引用元:https://www.tv-tokyo.co.jp/cat/intro/

あいみょん「猫」歌詞の意味を考察してみた

それでは、そんな大人気の曲「猫」の歌詞を深堀していきましょう。

明日が不安な理由とは|1番Aメロ

歌詞イメージ

夕焼けが燃えてこの街ごと
飲み込んでしまいそうな今日に
僕は君を手放してしまった

明日が不安だ とても嫌だ
だからこの僕も一緒に
飲み込んでしまえよ夕焼け

だけどもそうはいかないよな
明日ってウザいほど来るよな
眠たい夜になんだか笑っちゃう

引用:「猫」作詞作曲/あいみょん 

冒頭の歌詞は、真っ赤に燃えた世界で主人公がなんだか放心状態にあるような情景が浮かびます。

放心状態の理由は「君を手放してしまった」から。

手放すという言葉は、とても大切にしていたものを仕方なく手元から放すといった意味です。

つまり大好きな彼女と別れたくなかったが別れてしまった。

後悔とやるせない気持ちを、いっそ自分自身と一緒に消してほしい。

主人公は真っ赤な夕焼けにそんなことを願っているのではないでしょうか。

しかし実際はそんなことできるはずもなく、眠たいという欲求は今日もきて、通常の日常が明日もやってくる。

戻りたくない現実に思わず笑ってしまっているようです。

強がりな主人公の本音とは|1番Bメロ

家まで帰ろう 1人で帰ろう
昨日のことなど 幻だと思おう
君の顔なんて忘れてやるさ
馬鹿馬鹿しいだろ、そうだろ

引用:「猫」作詞作曲/あいみょん 

今まで2人で帰っていた帰り道も今日から1人になってしまった。

「君の顔なんて忘れてやるさ」と自分に言い聞かせるのは、そんなこと出来ないと分かっているから。

自分に言い聞かせないと行動出来ないことってありますよね。

特に恋愛では、忘れようと思っても忘れられません。

そして「馬鹿馬鹿しい、そうだろ」というのは君に対して問いかけているのでしょう。

普段から馬鹿なことをやっていた僕を君は「馬鹿馬鹿しい」と反応してくれたよね。またあの頃のように反応して欲しい。

そんな思い出と未練を断ち切れない主人公の本音がこの歌詞から伝わります。

猫になった君の行方は|1番サビ

歌詞イメージ

君がいなくなった日々も
このどうしようもない気だるさも
心と体が喧嘩して
頼りない僕は寝転んで
猫になったんだよな君は
いつかフラッと現れてくれ
何気ない毎日を君色に染めておくれよ

引用:「猫」作詞作曲/あいみょん 

サビでは主人公のストレートな気持ちが描かれています。

君を忘れよう、前へ進もうとする気持ちとは反対に体が言うことをきかない。

主人公は自分の中でこの想いをどうするべきか分かっているようです。

しかし行動にはうつせない。

それは本当は忘れたくもないし忘れてはいけない人だというのが分かっているから。

「君」をどれほど大切に想っていたかが分かります。

「猫になったんだよな」

という表現からは、主人公が「君」という存在はまだこの世のどこかにいる、消えていない、と言い聞かせているように感じます。

主人公と君は単純に別れてしまったのではなく、もう一生会えない状況なのではないでしょうか。

▼2番の歌詞の考察へ▼

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