今回はONE OK ROCKのアルバム『Eye of the Storm』に収録されている、アルバムと同名タイトルの楽曲『Eye of the Storm』の歌詞(和訳)・解釈をしていきたいと思います。
“Eye of the Storm”とは和訳すると「台風の目」という意味で、物事の中心となっているものや人、それを引き起こす原因や動機という意味を持っています。
この歌詞には一体どんな意味が込められているのでしょうか?
It’s harder to see
With my head in the clouds
But my feet on the floor
I can’t seem to keep
Any wolves from my doorThe funny thing is
You wait for a sign
And then 10 come along
A swing and a miss
It never rains
But it poursDrowning in the water
Against the current
I can barely hold on
But one thing that I remember
It’s always darkest before the dawnIn the eye of the storm
In the eye of the stormOne thing that
Keeps me going
More than you’ll ever know
In the eye of the storm暗がりにまとわりつく光の尾
向こう岸にはまだ見えぬ未知の陽But one thing that I remember
It’s always darkest before the dawnIn the eye of the storm
In the eye of the stormOne thing that
Keeps me going
More than you’ll ever know
In the eye of the stormI remember
I remember
It’s always darkest before the dawn
And that one thing will keep me going
More than you will ever ever knowIn the eye of the storm
In the eye of the storm
In the eye of the stormIt’s the one thing that
Keeps me going
More than you’ll ever knowIn the eye of the storm
引用:「eye of the storm」作詞/taka
ONE OK ROCK「Eye of the Storm」はどんな曲?
『Eye of the Storm』はONE OK ROCKのオリジナルアルバム『Eye of the Storm』に収録されている楽曲です。
アルバムと同じタイトルということで、このアルバムの核を担う楽曲といえそうです。
「台風の目」というタイトルに込められた意味も気になるところですよね。
ONE OK ROCK「Eye of the Storm」歌詞(和訳)の意味を解釈!
「台風の目」というタイトルながら、静かな曲調の『Eye of the Storm』。
タイトルの意味にも注目しながら歌詞を見ていきましょう。
「Eye of the Storm」Aメロ・歌詞(和訳)の意味は?
It’s harder to see
(見ることは難しい)
With my head in the clouds
(空想ばかりしていると)
But my feet on the floor
(でも地に足はついていて)
I can’t seem to keep
(できないみたいだ)
Any wolves from my door
(僕のドアからオオカミたちを遠ざけるのは)The funny thing is
(おかしなことは)
You wait for a sign
(君はサインを待って)
And then 10 come along
(そして時は満ちる)
A swing and a miss
(だけど空振って)
It never rains
(小雨が降ることはなく)
But it pours
(降れば土砂降り)引用:「eye of the storm」作詞/taka
頭の中で空想ばかり繰り広げていると、現実を見据えることは難しくなります。
しかし実際はしっかりと地に足がついていて、現実を生きていることを感じます。
”in the cloud”と”on the floor”が形としても意味としても対になっていますね。
「ドアの前にいるオオカミ」というのも気になる表現です。
オオカミたちがドアの前に群がり、今にもドアを破ろうとしている様子が思い浮かびます。
この「オオカミ」は抑えきれない衝動や感情を表しているのではないかと思います。
自分の中の激しい感情が今にも自分の心の扉を突き破っていきそうということです。
一方「君」は誰かにゴーサインを出してもらうことを待っているようです。
ですが、いざ行動に移してもそれは空振りに終わってしまいます。
“It never rain but it pour”というのはことわざの表現で、日本語では「泣きっ面に蜂」。
そんな今の状況のひどさを表しています。
自分の本能や衝動に突き動かされようとしている僕と、誰かからの支持を受動的に待つ君。
二人の姿が対比されています。
「Eye of the Storm」Bメロ・歌詞(和訳)の意味は?
Drowning in the water
(溺れて)
Against the current
(逆らって)
I can barely hold on
(なんとか持ちこたえている)
But one thing that I remember
(だけど唯一覚えていることは)
It’s always darkest before the dawn
(夜明けの前はいつも一番暗いってこと)引用:「eye of the storm」作詞/taka
溺れたり、流れに逆らったりしながらなんとかその場に持ちこたえています。
しかしこの辛い状況は、道が開ける前兆だということを知っています。
なので、どんな逆境に立たされても耐えることができるのです。
「Eye of the Storm」サビ・歌詞(和訳)の意味は?
In the eye of the storm
(台風の目の中で)
In the eye of the storm
(台風の目の中で)One thing that
(唯一の)
Keeps me going
(僕を動かし続けるもの)
More than you’ll ever know
(君が今まで知る何よりも)
In the eye of the storm
(台風の目の中で)引用:「eye of the storm」作詞/taka
台風の目のように、僕には自分を突き動かすものが一つあります。
それは、君が知るどんな強い動機よりも強い力で僕を突き動かしています。
この「唯一僕を突き動かし続けるもの」というのは、前の部分でオオカミに例えられている強い衝動なのではないかと思います。
理性や頭で計算したものではなく、「こうしたい」と本能的に感じるもの、心の底から感じることが、何よりの行動の動機になり、何よりも強く感じられるのです。
「Eye of the Storm」2番Aメロ・歌詞(和訳)の意味は?
暗がりにまとわりつく光の尾
向こう岸には
まだ見えぬ未知の陽引用:「eye of the storm」作詞/taka
真っ暗で何も見えない暗闇の中にいるようで、実は光が見え隠れしています。
この長い夜を乗り超えれば輝く太陽の光が見えるはずです。
「Eye of the Storm」2番Bメロ・歌詞(和訳)の意味は?
But one thing that I remember
(だけど唯一覚えていることは)
It’s always darkest before the dawn
(夜明けの前はいつも一番暗いってこと)引用:「eye of the storm」作詞/taka
未知の太陽の光を信じることができるのも、夜明け前が最も暗いことを知っているからです。
夜が暗ければ暗いほど、そこに現れる光が強く輝いて見えるでしょう。
「Eye of the Storm」2番サビ・歌詞(和訳)の意味は?
In the eye of the storm
(台風の目の中で)
In the eye of the storm
(台風の目の中で)One thing that
(唯一の)
Keeps me going
(僕を動かし続けるもの)
More than you’ll ever know
(君が今まで知る何よりも)
In the eye of the storm
(台風の目の中で)引用:「eye of the storm」作詞/taka
台風は外側から見ていても分かりませんが、その中心には台風の目が存在しています。
それと同様に、僕の中の、僕が突き動かされる原因も、僕以外の人からは見えません。
しかし確かに何よりも強い一つの力があります。
※Cメロ、ラスサビは重複するので省略します。
ONE OK ROCK「Eye of the Storm」歌詞(和訳)の意味を解釈! まとめ
僕の中には、僕を突き動かす唯一の強い力があります。
それはドアの前のオオカミに例えられるように、抑えようとしても抑えられない強い衝動です。
他の人からには見えないですが、確かに存在していて、ひたすらに僕を突き動かし続けます。
まさにそれは激しい風を巻き起こす台風の目のようです。
たとえ今の状況が逆境でも、それは輝く光が見える前兆です。
だから、辛い状況の中でも、夜明けの光を目指して突き進みます。
静かな曲調の中に、目に見えない強い意志を感じる楽曲ですね。