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backnumber「fish」歌詞の意味を解釈!曲に隠された別の意味とは?

backnumber・fish・歌詞・意味

今回はCMソングやドラマ・映画の主題歌で大人気のbacknumberの『fish』の歌詞意味考察していきたいと思います。

 

実は何年もの期間を経て、リリースされたこの楽曲。

女性目線で描かれた切ない歌詞は、聴くと自分の過去の恋愛を思い出してしまう『カサブタソング』とまで言われています。

 

メンバーがそれぞれが「この曲はいい」と口を揃えるその意味とは?

そして、この曲に隠された別の意味とは?

backnumber「fish」はどんな曲?

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この『fish』というは8枚目のシングル『高嶺の花子さん』から約8ヶ月ぶりにリリースされた曲で、バンド初となる週間オリコンランキングトップ10入りを果たした楽曲になっています。

 

初回盤と通常盤の2形態での発売で、初回盤は、「fish」のMV、オフショット、レコーディング模様を収録したDVD付という仕様で発売されました。

また、ジャケット・MVには俳優の石黒英雄が出演し、メンバー以外の男性が出演する初めての作品になっています。

バンドとしてもファンとしても嬉しい初めてづくしのシングルになっていますね。

 

ちなみに、こちらはアコースティックVer.のカバー動画↓

backnumberのカバー動画をたくさん公開されている「粉ミルク」さん。

オリジナルはフルで公開されていないので、こちらの動画だと本物に近い形で聴くことができますよ!

「fish」には男目線バージョンも?

実はこの楽曲は今回のシングルカットが初めてのリリースではないんです!

このリリースから遡ること7年前、この楽曲はボーカル清水依与吏さんの失恋経験を題材に作られ、当時は男性の目線での歌詞で発表されていました。

バンドとして初めてのバラードソングで、この曲をするとライブ会場の雰囲気が変わるほどで、メンバーも「この曲はいい」と言うくらい、バンドとしても大事にしていた曲だったそうです。

 

でもなぜ7年も明けて、今作は女性目線で描かれているのか?

男性目線では表現できなかった歌詞を、女性目線に変えることでよりストレートな表現にできたことも理由としてあるようですが、依与吏さんは次のようにも語っています。

 

清水:なんだかんだ編曲とか歌詞とか言いつつ……歌が理由だった気がします。「今だったら絶対歌えるな」と。

引用:”https://www.m-on-music.jp/0000090084/”

 

歌唱力も含めて、この曲の世界観を納得のいくまで構築して、100%の状態でリスナーに届けようとする姿勢がこの期間を作ってしまった。と言うことなのでしょう。

 

この作品ではあえて女性目線で書き直し、今のback numberだから可能にできた、その場にいるかのような没頭感を感じさせる楽曲になっています。

backnumber「fish」歌詞の意味を考察!

今回はこの女性目線で描かれた『fish』の歌詞の意味を考察していきます。

back numberの楽曲といえば、目を閉じればその風景が浮かんでくるほどの表現力が魅力ですよね。

 

今回はあまりに没頭しすぎないようにしてくださいね!

閉じてたはずの過去の「カサブタ」をめくってしまうかもしれませんよ。それでは、見ていきましょう!

 

私のスカートが青く揺れている
終わりの言葉に怯えているのね

引用:「fish」作詞/清水依与吏

女性目線ならではの表現から始まりましたね。

青く揺れている」と言う表現が、この「怯え」をさらにネガティブな感覚にさせてくれます。

 

back numberの凄いところは、聞いている人一人ひとりに同じ情景を見せるような、こういった表現ですよね。

リアルな問い掛けが、別れ話のシーンを思い浮かべます。

優しい男性の言葉だと思うのですが、この場面でどちらかが悪いなんてどうでもいいものです。…よね?(笑)

 

どうしてその決断をしたの?」その理由を聞かせて。

と言う事だと思うのですが、相手ははっきりとは言ってくれないもどかしさのようなものを同時に感じさせます。

 

あの子みたいに笑えれば
あの子みたいに泣けたなら
甘え上手になれてたら
今もそばにいられたの?

引用:「fish」作詞/清水依与吏

分からないものを考え出したらドツボにハマっていく、そんな心情を「後悔」や「嫉妬」のように表現してますね。

 

実際に相手に振られた時って、自分の何か悪かったのか、あの時どうしたらよかったのかみたいな、正解のない後悔が襲ってきますよね。

それをここではまさに歌っています

…すでに私はちょっと息苦しくなってきましたが(笑)

続きを見てみましょう。

 

さよなら
まだ私を呼ぶ声が
頭の中をまわるまわる
さよなら
ねぇまだ間に合うから
私の震える肩を抱きしめてよ

引用:「fish」作詞/清水依与吏

別れを告げられた方は、できる事ならばそれを取り消しにしたい。

この時は恐怖や後悔や不安、寂しさが言いようのない悲しみの波になって襲ってきますよね。

 

そんな時でも、ここは女性特有と言ってもいいのではないでしょうか、ちょっと気丈に振る舞っていたいんでしょうね。

ねぇまだ間に合うから 私の震える肩を抱きしめてよ

と、最後は涙をいっぱいに溜めてこのセリフを言う女性が私は浮かんできました。

 

なんだか素直に受け入れられない、そんな気持ちが伝わってきます。

backnumber「fish」2番 歌詞の意味

頼りない星と遠すぎるネオンが
出来の悪い物語の終わりを彩る

引用:「fish」作詞/清水依与吏

別れ話の帰り道、のようなシーンが浮かんできます。トボトボと歩く女性を取り囲む全てに負のオーラが漂っています。

 

この情景に対して「彩る」と言っているあたりが、なんだか皮肉さを感じますね。

 

あなたの好きな色をした
スカートを揺らしながら
あの日みたいに笑えても
もうそばにいられない

引用:「fish」作詞/清水依与吏

ここで見覚えのあるワードが出てきました。

1番のAメロにあった「スカート」これはこの女性にとって思い出のスカートだったのかもしれませんね。

 

この別れの場所にあえて履いていくと言う健気な気持ちが、いかにも女性目線な表現だと思います。でも、もう昔のようには戻れない。

backnumber・fish・歌詞・意味

楽しくて揺れていたスカートが、今では冷たい風に小さくなびく程度の揺れしか感じさせない・・。そんなシーンが浮かびます。

backnumber「fish」ラスサビ 歌詞の意味

繰り返しの部分にはなりますが、何度も思い出してしまう最後の言葉が余計に悲しみを感じますね。

強気で言ったような言葉も、なんだか切ない願いのようにも感じます。

 

さよなら
あなたは見上げている
私はそれを見つめてる
さよなら
一度だけつぶやいて
続きは心の中に閉まっておくの

あなたがここに帰って来ますように

引用:「fish」作詞/清水依与吏

もう前を向いて歩く相手を、まだ自分は思い続けているんでしょうね。

もうダメだと思っているけど、もう一度同じ場所に戻ってくると信じていることを思わせる言葉でこの物語は終わります。

 

最後のフレーズは、強がっているのか、受け入れたくない時の気持ちの弱さをストレートに表現していますよね。

男性はつい弱音を吐いてしまいそうなものですが(笑)

 

なんだか「続きは心の中にしまっておく」と言う言葉が、最後まで言い切らない、言いたくない!そんな素直ではない気持ちも垣間見えます。

backnumber「fish」歌詞の意味は? まとめ

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いかがだったでしょうか?「back number」で『fish』。

女性目線での失恋を歌っていましたが、男性にもぐさっとくるような表現もあり、やはりこの世界観に没頭してしまいました(笑)

 

しかし、なぜ失恋ソングなのに『fish』= なのでしょう?

恋愛という大海原で、力強く進む様子からなのか。それとも、生まれた場所(出会い)に必ず戻ってくる生き方からなのでしょうか。

 

もしくは、生々しい言葉や素直な気持ちが大事なんだと歌っているからなんでしょうか。

 

恋愛も生き方も人それぞれですから。

たくさんの種類や生き方がある魚に、自身恋愛皮肉も込めて重ねたのかもしれませんね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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