ずっと真夜中でいいのに。「脳裏上のクラッカー」歌詞の意味を解釈！切り出せない５文字と意味深ツイートの真意とは。

今、Youtubeで密かに注目を集める謎のアーティスト「ずっと真夜中でいいのに。」

爽快な高音ボイスに、意味深な歌詞。

そして、思わず目を引くミステリアスなアニメーションで、人気 急上昇中のアーティストです。

今回はそんな「ずっと真夜中でいいのに。」の『脳裏上のクラッカー』の歌詞の意味について考察していきたいと思います。

※2019年6月より2ndミニアルバムのリリースが決定しています。詳しくは以下を参照下さい↓

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ずっと真夜中でいいのに。新曲『脳裏上のクラッカー』はどんな曲？

『脳裏裏のクラッカー』は、2018年10月2日にYOUTUBEにて公開された、「ずっと真夜中でいいのに。」の2曲目となる楽曲。

独特の世界観を感じさせるアニメーションと、鍵盤の旋律に乗せて透き通る高音ボイスがとても気持ち良いですね。

MVでは、前作と同じようにボーカル「ACAね」さんをイメージしたと思われる主人公の女の子の葛藤が描かれています。

もちろん、あの「うにぐりくん」も出てきますよ(笑)

出典元：https://www.youtube.com/watch?v=3iAXclHlTTg より引用

今回の楽曲「脳裏上のクラッカー」も、シングルとして、リリースされているわけではなく、あくまでYOUTUBEのみで公開されているもの。

前作の「秒針を噛む」もYOUTUBEのみで公開されましたが、公開から2週間ほどで、100万回再生超え！

すさまじい勢いで、注目を集めていました。(※現在は760万回再生 超え)

新曲「脳裏上のクラッカー」も、それと同じようにすごい勢いで再生回数を伸ばすことでしょうね。

『ずっと真夜中でいいのに。』って一体何者？

そもそも、「ずっと真夜中でいいのに。」って一体何者？

っていう方も多いと思います。

「アーティスト名？」 「それとも曲名？」ってよく分からなくなっていまいそうですが(^_^;)

『ずっと真夜中でいいのに。』というのがアーティスト名で、歌っているのは「ACAね」(アカネ)さんという女性シンガーです。

詳しくは、こちらの記事で紹介していますので、そちらを参照してください。

ずっと真夜中でいいのに。「ACAね」とは何者？『秒針を噛む』MVが話題！謎のアーティスト

ずっと真夜中で良いのに。「脳裏上のクラッカー」歌詞の意味を考察！

独特の世界観と、意味深な歌詞が特徴的な「ずっと真夜中でいいのに。」の楽曲。

今回の新曲「脳裏上のクラッカー」には、どのような意味が込められているのでしょうか？

「脳裏上のクラッカー」Aメロ歌詞の意味(ずっと真夜中でいいのに。)

包帯みたいにぐるぐる巻かれて
脊髄反射で君に触れたって
もう終わりがみえてしまうから

なんにも解けなかった
どうにも答えられなかった
接点ばかり探してた

引用：ずっと真夜中でいいのに「脳裏上のクラッカー」歌詞

「わたし」と誰かの関係性でしょうか。

君、と言っていることから、わたしが想いを寄せていた「彼」との話のように聞こえます。

包帯だとか脊髄反射だとか独特の表現が使われていますね・・・

ぐるぐる巻かれた包帯とは、彼の愛を指しているのでしょうか。

脊髄反射は、脳で意識しないうちに脊髄が中枢となって起こる反応のことをいうので

理性ではなく本能であなたに触れてしまうような関係。

恋愛関係のように見えます。

ただ、終わりが見えてしまう関係。

終わっているわけではなく、終わりが、この先見えている関係、です。

しかも、どこか似ているところを探していたのに見つけるのが難しい関係。

というところから、やんごとではない、単なる幸せな恋愛関係ではないもののように伺えます。

「脳裏上のクラッカー」Aメロ②歌詞の意味(ずっと真夜中でいいのに。)

新しい通知だけさばいて
優先順位がカポ１ばっかで
きっと君を見捨てられないから

理由も知らないまま
幸福を願っているふりする係だから

引用：ずっと真夜中でいいのに「脳裏上のクラッカー」歌詞

「新しい通知だけさばいて」

きっと彼からの新しい通知が来たらすぐ返信しちゃうんでしょうね。

出典元：https://www.youtube.com/watch?v=3iAXclHlTTg より引用

「優先順位がカポ１ばっかで　きっと君を見捨てられないから」

カポとは、ギターでよく使われるキーを変えるために使われる「カポタスト」という道具のこと。

カポ１とは、それを、ギターの手で押さえる部分の一番上の「フレット１」につけている状態です。

ギターの音階を半音上げている状態ですね。

では、優先順位が「カポ１」ってどういう事でしょう・・・

人によって考え方は違うかもしれませんが、カポって使い方要注意、らしいです。

と言うのも、一般的にカポを使うと

通常指で押さえるのが難しいようなコードを抑えやすくなったり、簡単に半音階上げることができるのですが、

その反面、音階を上げるために弦を張っているわけなので、

硬い音になったり、響きが失われたりと言うデメリットもあるんです。

また、カポに頼りすぎると同じキーばかりで変わり映えしない曲になってしまったりします。

人は、自分の慣れている、やり易い方向に動きがちですよね。

カポに限らず。

もっと上手くやれる、自分をよりよくするような選択肢があったとしても、

今自分の慣れている状況からあえて「変える」というのは難しいものです。

きっとそれは人間関係においてもそうで、一緒にいて心地いい、一緒にいることに慣れてしまうと、

その状態がたとえ見直すべき間柄であったとしても、

「その状態」を続けようとしてしまうことが あるのではないでしょうか。

「きっと君を見捨てられないから」

君を見捨てられないし、そんな君と一緒にいる自分を失いたくない。

ここ、君を見捨てられないから、と言っていますが、本心は後者の意味合いが強いんじゃないの？

という気がします。

「理由も知らないまま　幸福願っているふりする係だから」

完全に病んでますね。。。(^_^;)

ここを読む限り、本当は理由、知っているんですよね。

でも、あなたとわたしの関係性、理由とか現実とかリアルとか、考え出したらキリ無いよね。

そう言う関係性じゃ、無いよね。

本当のこと話し始めてしまったら一気に崩れてしまうような、脆くて危ない関係。

あなたが求めてるのは、何にも知らない考えない相手。

だから私はあなたの前で、「理由も知らないまま　幸福願っているふりする係なの。」

そんな風にも聞こえて来ました。

出典元：https://www.youtube.com/watch?v=3iAXclHlTTg より引用

えげつないですね。

もしこんなことが少女の脳裏に浮かんでいたとしたら。

どんな恋愛をしているのでしょう。

「脳裏上のクラッカー」Bメロ歌詞の意味(ずっと真夜中でいいのに。)

あーあ なりたい自分と なれない自分
どうせどうせが安心をくれたような

偶然を叫びたくて
でも淡々と傘をさして
情けないほどの雨
降らしながら帰るよじゃあね

引用：ずっと真夜中でいいのに「脳裏上のクラッカー」歌詞

本当は「こんな」自分であなたに接したい、「こんな」本当の自分を知ってほしい。

でも、出来ない。

今の関係を続けられなくなってしまうかもしれないから。

だから出てくるのは「どうせ」。

さげすむことで、自分を守っているんですよね。

そうしなきゃ生きてられない。

たとえ裏切られたって、先に「どうせ」って思っていたら心をクッションが守ってくれる。

だから大丈夫、なんでもないと言いたいけれど、

心に傘をささないと帰れないほどの雨が降って来てしまった。

出典元：https://www.youtube.com/watch?v=3iAXclHlTTg より引用

つらいって言いたくなくて、恥ずかしいとこ見せたくなくて頑張って来たけど

ついに情けないほど溢れてしまった涙をどうすることもできず、

ぶっきらぼうに「じゃあね」を言うしかなかったのだと思います。

「脳裏上のクラッカー」サビ歌詞の意味(ずっと真夜中でいいのに。)

なんで？ 隣にいなくても
いいよ いいの いいよ
って台詞を交わしたって
意味ないことも わかってる わかってる
わかってるから 繋ぎ止めてよ

引用：ずっと真夜中でいいのに「脳裏上のクラッカー」歌詞

「なんで？」

心の疑問が爆発したかのように叫びます。

ここ、少女と彼とのやりとり。

「隣にいなくてもいいよ」　いいの？　「いいよ。」　かもしれないですね。

少女、一度は強がりで、いいよって言ってみるんですよ。

だって「どうせ」裏切られるかもしれないから。

「どうせ」私だし。

「どうせ」あなたにとっては何番目かの「カポ」なんだってことも、わかってる。

１番じゃないよね。

でも、それでいいから。

隣にいなくてもいいから、だから、嫌いにならないで？

それでもいいから繋ぎ止めていて。

とっても切ない「いいよ」が聞こえます。

don’t stop脳裏上に 置いていた
クラッカー打ち鳴らして笑おう
ぼんやりと月を透かしてみたり
タイミングをずらしてみたり
目に見えるものが全てって思いたいのに

引用：ずっと真夜中でいいのに「脳裏上のクラッカー」歌詞

考えすぎて、もうおかしくなってしまいそう・・・

だからもう、抱え込んでいた脳裏の気持ちを打ち鳴らして、忘れてしまって笑い飛ばしてしまおう！

という少女の心の声があらわになります。

「ぼんやりと月を透かしてみたり　タイミングをずらしてみたり」

恋してる時の女の子って、こんな感じになんです。

ふわふわしてぼんやり月の光に照らされて彼のことを考えたり、

彼に話しかける時や連絡するタイミングをずらしてみたり、

なんかちょっと「ん？」って思わせたくって、普段と変えてみたりしちゃうんです。

恋する少女ですね・・・

「目に見えるものが全てって思いたいのに」

あんなに純粋な恋する気持ちを謳った後で、唐突にメンヘラが炸裂します。笑

脳裏に浮かぶ彼の笑顔や匂い、仕草・・・私が知っている彼だけで、彼が出来ていると思いたいのに。

本当はそんなはずないってこと、知っているんですよね。

恋する気持ちを思い出していたけれど、はっと我に返ったのでしょうか。

ロマンチストであり、どこか現実的で哀愁深い女の子ですね・・・

では、２番に続きます。