今回は、あいみょんの『桜が降る夜は』の歌詞の意味について、考察・解釈をしていきたいと思います。
この曲は、ABEMA「恋とオオカミには騙されない」の主題歌として起用された楽曲で、女の子目線のラブソングになっています。
あいみょんの柔らかくガーリーな歌声が心地いい素敵な一曲です。
『桜が降る夜は』の歌詞には一体どんな意味が込められているのでしょうか?
当サイトては積極的にコメントを募集しています。
考察内容に「共感できた」「共感できなかった」など何でも構いませんので、あなたの声をお寄せください。
※意見主張の場として、興味のある方はご参加くださいませ。
あいみょん『桜が降る夜は』はどんな曲?
あいみょん『桜が降る夜は』歌詞
「4月の夜はまだ少し肌寒いね」
そう語り合う 微妙な距離の2人どこかで聞いた噂話に悩まされて
危険な道ほど進みたくなる私だけど
声に乗せたい気持ちが
冷たい風に流され
ざわつく川沿いをなぞり歩く桜が降る夜は
貴方に会いたい、と思います
どうして?と聞かれても
分からないのが恋で
この体ごと貴方に恋してる
それだけは分かるのです4月の夜に2人はもう会えないかな
遠くに見える
貴方はまるで知らない誰か真面目な顔は好きだけど
今は見たくない
新しい色に染まるのは
桜だけでいいだけど
いつかは散ってしまうと
いい加減に気づきます
でも貴方の心に雨は降らないで?寂しい夜を1人
桜の花がヒラリ、踊ってる
私の味方をしてよ
心から思うこと
今伝えるべきなのか
考えている間に春は終わる桜が降る夜は
貴方に会いたい、と思います
どうして?と聞かれても
分からないのが恋で
この体ごと貴方に恋してる
それだけは分かるのです引用元:あいみょん「桜が降る夜は」歌詞
『桜が降る夜は』は、2021年5月26日にリリースされた、あいみょん11枚目のシングル曲です。
ABEMAの「恋とオオカミには騙されない」の主題歌として起用されていますが、実は書き下ろしではなく、2017年頃には完成していた曲とのこと。
楽曲に関してあいみょんは以下のようにコメントしています。
あいみょんコメント
新しい色に染まってみました。
ひとひらも桜は降ってないけど、ひとりの桜は咲いていると思います。
春の嵐と一緒にあの人の気持ちも飛ばされてしまったのかな、とか。
春の桜と一緒にあの人の心も別の色に染まってしまったのかな、とか。
あの時の春、これからの春。
それぞれの春がきっとあるよねぇ。
出会いと別れの春って言うもんなぁ。
と、新宿の街で思いました。引用元:https://www.aimyong.net/feature/sakuragafuruyoruha
「恋とオオカミには騙されない」とは?
「オオカミ」シリーズの第9作目となります。
真実の恋を探す男女の等身大の姿を追いつつ、メンバーの中にいる「好きでもないのに好きなフリをする嘘つき“オオカミ”」をめぐる心理戦を含んだ恋愛模様が展開する。
引用元:https://realsound.jp/tech/2021/02/post-707531.html
あいみょん『桜が降る夜は』の歌詞の意味とは?
歌詞には一体、どんな意味が込められているのでしょうか。
微妙な距離の2人「桜が降る夜は」Aメロ・歌詞の意味
「4月の夜はまだ少し肌寒いね」
そう語り合う 微妙な距離の2人どこかで聞いた噂話に悩まされて
危険な道ほど進みたくなる私引用元:あいみょん「桜が降る夜は」歌詞
中々話題が見つからず、「まだ少し肌寒いね」と世間話のような、ぎこちない会話をする2人。
微妙な距離と言う表現や、夜に2人で会っている点から、恋人同士ではないものの、異性としてお互いに少し意識しあっていることが読み取れます。
噂話=彼に彼女がいる、好きな人がいる。
主人公は、本当かどうか分からない噂で悩んだことで、自分の中で芽生えている好きと言う感情に気づいたのだと思います。
「危険な道ほど進みたくなる私」
恋が実らず傷つくことは分かっているけど、自分では持て余すほどに大きくなってしまった彼への気持ちを、打ち明けたい。
主人公の彼に対する想いの大きさが伝わって来ますね。
気持ちの行方「桜が降る夜は」Bメロ・歌詞の意味
だけど
声に乗せたい気持ちが
冷たい風に流され
ざわつく川沿いをなぞり歩く引用元:あいみょん「桜が降る夜は」歌詞
夜道を2人で歩きながら、主人公は想いを打ち明けようとします。
冷たい風=春の夜風と心の冷静さを表現しているように思います。
想いを打ち明けようと思っていたけど、春の夜風に吹かれ、心も少し落ち着き、冷静になる。
風で揺れる草花を見ながら、心の冷静さを保つようにゆっくりと歩く姿が想像できます。
先ほど出てきた噂話が、冷静さを保つ理由になっているようです。
気持ちを打ち明ける日はくるのでしょうか。
貴方に恋をしている「桜が降る夜は」サビ・歌詞の意味
桜が降る夜は
貴方に会いたい、と思います
どうして?と聞かれても
分からないのが恋で
この体ごと貴方に恋してる
それだけは分かるのです引用元:あいみょん「桜が降る夜は」歌詞
あいみょんは桜が降ると言う表現の意味を、インタビューで以下のように答えています。
「私あんまり桜を見に行った思い出がなくて、桜の木を見上げて、そこでヒラヒラしてると“散る”だけど、下を向きながら歩いてると“降る”って感じがするんですよね。
雨とか雪とかと同じで、落ちてくる場所のもとがわからないと“降ってくる”って感じがします」引用元:https://e.usen.com/enjoy-u/39484/
このことから、桜が降る夜=下を向いて落ち込んでいる夜を表していると思います。
少し落ち込んでいる夜は彼に会いたくなる。
どうして?と聞かれてもわからない。
そこには理由などなく、ただ側にいてほしい、それだけなのだと思います。
「この体ごと貴方に恋してる」
この目で貴方を見て、この鼻で貴方の匂いを感じ、この口で貴方と微笑み合って、この耳で貴方の声を聴いて、この手で貴方の温もりを感じた。
正に体ごと彼に恋をしている様子が伺えます。
主人公の彼への想いの強さがここにも見えていますね。
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