今回はONE OK ROCKの「Broken Heart of Gold」の歌詞の意味(和訳)について考察・解釈していきたいと思います。
「Broken Heart of Gold」は、映画「るろうに剣心 最終章The Beginning」の主題歌として書き下ろされた楽曲。
切ない歌詞をミディアムバラードに乗せた哀愁漂う作品になっています。
この楽曲にはどんな意味が込められているのでしょうか?
当サイトては積極的にコメントを募集しています。
考察内容に「共感できた」「共感できなかった」など何でも構いませんので、あなたの声をお寄せください。
※意見主張の場として、興味のある方はご参加くださいませ。
ONE OK ROCK『Broken Heart of Gold』はどんな曲?
ONE OK ROCK『Broken Heart of Gold』歌詞
I move along
(もう行くよ)
Something’s wrong
(何かがおかしい)
I guess a part of me is gone
(きっと僕の一部がなくなってしまったんだ)Skies are gray
(空は灰色)
Start to fade
(色を失いはじめている)
I guess I threw it all away
(きっと僕は全てを投げ出してしまったんだ)Sometimes I just wanna quit
(時に何もかもやめたくなる)
Tell my life I’m done with it
(生きていたくないほど)
When it feels too painful
(あまりに苦しすぎて)
Sometimes I just wanna say
(時々、言いたくなる)
I love myself but not today
(今日は自分を愛せないと)
When it feels too painful
(あまりに苦しすぎて)
I smash my broken heart of gold
(傷ついたやさしい心さえ)
I smash my broken heart of gold
(打ち砕いてしまうんだ)Tired soul
(疲れ果てた魂)
Dying hope
(消えゆく希望)
I guess I’m running out of road
(きっと僕は道を外れてしまったんだ)
I guess I’ve got nowhere
(きっと僕にはどこにも居場所がない)Sometimes I just wanna quit
(時に何もかもやめたくなる)
Tell my life I’m done with it
(生きていたくないほど)
When it feels too painful
(あまりに苦しすぎて)
Sometimes I just wanna say
(時々、言いたくなる)
I love myself but not today
(今日は自分を愛せないと)
When it feels too painful
(あまりに苦しすぎて)
I smash my broken heart of gold
(傷ついたやさしい心さえ)
I smash my broken heart of gold
(打ち砕いてしまうんだ)
I smash my broken heart of gold
(傷ついたやさしい心さえ)もう消えそうで
弱り切った声で
また振り払って
でも feels like I’m in hell
(まるで地獄にいるようさ)
I’m in hell
(ここは地獄だ)Sometimes I just wanna quit
(時に何もかもやめたくなる)
Tell my life I’m done with it
(生きていたくないほど)
When it feels too painful
(あまりに苦しすぎて)
Sometimes I just wanna say
(時々、言いたくなる)
I love myself but not today
(今日は自分を愛せないと)
When it feels too painful
(あまりに苦しすぎて)
I smash my broken heart of gold
(傷ついたやさしい心さえ)
I smash my broken heart of gold
(打ち砕いてしまうんだ)
I smash my broken heart of gold
(傷ついたやさしい心さえ)引用:ONE OK ROCK『Broken Heart of Gold』歌詞
『Broken Heart of Gold』は2021年5月28日に配信リリースされた楽曲。
2021年6月4日に公開された映画「るろうに剣心最終章The Beginning」主題歌となっています。
今回の楽曲「Broken Heart of Gold」について、Takaさんは以下のようにコメントしています。
Takaコメント
時代を変えるために前に突き進んでいく、そのため剣を振るって相手を倒していく。
圧倒的に孤独であって、優しさも寂しさも持ち合わせている。
そんな剣心自身の人間性にフォーカスを当てて、今のバンドの向いている方向性みたいなものをリンクさせながら曲を作っていきました。
今楽曲は映画の主人公・緋村剣心の心情、胸の内にフォーカスを当てた作品に仕上がっています。
またTakaさんは緋村剣心の抱える想いやONE OK ROCKと言うバンドの想いがひとつになって出来あがった楽曲だとも語っています。
佐藤健さんの親友でもあるTakaさんは10年という長い期間、楽曲提供と言う形で「るろうに剣心」に関わってきました。
Takaさんもインタビューの中で「剣心の心情を掬ってあげるような気持ちで、最後に楽曲を届けられたらいいなっていうのをイメージして今回の楽曲を制作しました」と語っています。
完結作のタイトルに冠されている「The Beginning」が映画1作目の主題歌のタイトルでもあることをTakaさんは光栄に思うと同時に感謝しているそうです。
「るろうに剣心」とONE OK ROCKはまさに二人三脚で進んできたと言っても過言ではないでしょう。
「Broken Heart of Gold」の読み方と意味は?
「Broken Heart of Gold」は「ブロークンハートオブゴールド」と読みます。
これは何を意味しているのかと言うと「壊れてしまった優しい心」です。
「Heart of Gold」は直訳すると「金の心」ですが、「優しい心の持ち主」「思いやりのある人」という意味で使われます。
この楽曲では「優しい心(Heart of Gold)」が「壊れてしまった(Broken)」葛藤が描かれているわけですね。
映画「るろうに剣心-最終章-/The Bigining」とは?
映画『るろうに剣心最終章ーThe Beginning』は、前作「るろうに剣心最終章ーThe Final」に続き公開されたシリーズ完結作です。
この最終章2部作で主人公・緋村剣心の十字架の謎が明かされる必見の内容となっています。
剣心の過去にフォーカスを当てた本作はいかにして流浪人”剣心“が生まれたのか、これまで彼が抱えてきた「想い」が明かされます。
剣心にとって最も大事なエピソード。これをやらずに、るろうの剣心は終われない」と覚悟を決めた制作陣が挑んだファン待望の最終章!
検診に復讐するため、東京を総攻撃するシリーズ最恐の敵・縁。
これまでのるろ剣オールスターが集結し、剣心のため、新時代のため、最後の戦いへ挑む究極のクライマックス「The Final」。
さらに、戦いの理由は幕末へと遡り、剣心の頬に刻まれた<十字架の謎>に迫る「The Beginning」へと続いていく。
「The Final」で明かされる、剣心が惨殺した妻・巴の存在。剣心はなぜ<不殺の誓い>を立てたのか?そして剣心はなぜ妻を惨殺しなければならなかったのか?
「るろうに剣心」の始まりと終わりを描く、時空を超えた二つのアクション感動超大作が2021年GW、ついに幕を開ける!
引用元:https://wwwas.warnerbros.co.jp/rurouni-kenshin2020/about/
ONE OK ROCK『Broken Heart of Gold』の歌詞の意味とは?
ここからは、「Broken Heart of Gold」の歌詞の意味について解釈・考察をしていきます。
「るろうに剣心」の主人公・緋村剣心の苦しみや葛藤とリンクするような歌詞になっています。
「Broken Heart of Gold」Aメロ・歌詞(和訳)の意味
I move along
(もう行くよ)
Something’s wrong
(何かがおかしい)
I guess a part of me is gone
(きっと僕の一部がなくなってしまったんだ)引用:ONE OK ROCK「Broken Heart of Gold」歌詞
「僕の一部がなくなってしまったんだ」という歌詞は大切なものを失ってしまった喪失感を表していると推測できます。
「本来の自分ではなくなった」「自分らしさを失った」ということでしょう。
自分の心が壊れてしまっていることを自覚しているようです。
歌詞冒頭ですでに深刻な事態が窺えますね。
「Broken Heart of Gold」Bメロ・歌詞(和訳)の意味
Skies are gray
(空は灰色)
Start to fade
(色を失いはじめている)
I guess I threw it all away
(きっと僕は全てを投げ出してしまったんだ)引用:ONE OK ROCK「Broken Heart of Gold」歌詞
「空は灰色で色褪せ始めた」と言う歌詞からはどんな景色を観ても心が動かない心情が読み取れます。
「きっと僕は全てを投げ出してしまったんだ」という歌詞からは自分の使命を果たす一方で捨てたものを指していると思われます。
それは自分らしさや良心など、本来持っている良い部分だと思われます。
使命を果たすためにときに大事なものを捨てる必要があり、投げやりになることもあったのでしょう。
剣心は数多くの敵を討ち果たしてきた伝説の人斬り抜刀斎で、時代を変えるために使命感を持ちながら突き進んできました。
ですが元来争いごとを好まない剣心はその過程で多くの大事なものを失いました。
本来の彼は心優しい人物だからこその葛藤だと思います。
「Broken Heart of Gold」サビ・歌詞(和訳)の意味
Sometimes I just wanna quit
(時に何もかもやめたくなる)
Tell my life I’m done with it
(生きていたくないほど)
When it feels too painful
(あまりに苦しすぎて)
Sometimes I just wanna say
(時々、言いたくなる)
I love myself but not today
(今日は自分を愛せないと)
When it feels too painful
(あまりに苦しすぎて)引用:ONE OK ROCK「Broken Heart of Gold」歌詞
サビでは苦しみの感情が爆発します。
「時に何もかもやめたくなる」「生きていたくないほど」「あまりに苦しすぎて」という歌詞からは耐えがたい苦悩が伝わってきます。
「これほどまでに苦しいならいっそ何もかもやめてしまおう」ということでしょう。
むしろ「死んでしまった方が楽だ」と感じるほど深刻な事態です。
「時々、言いたくなる」「今日は自分を愛せないと」という歌詞は「今の自分をとても好きになれそうにない」、むしろ自責の念でいっぱいになっているように感じられます。
I smash my broken heart of gold
(傷ついたやさしい心さえ)
I smash my broken heart of gold
(打ち砕いてしまうんだ)
I smash my broken heart of gold
(傷ついたやさしい心さえ)引用:ONE OK ROCK「Broken Heart of Gold」歌詞
「傷ついたやさしい心さえ打ち砕いてしまうんだ」という歌詞からは「傷ついた優しい心」など捨てて「人を斬る」という自分の使命を果たすのみという剣心の覚悟が感じ取れます。
「壊れた優しい心などもういらない」
「これまで通り我が道を進むだけだ」
迷いは捨てて前へ進むんだと自分に言い聞かせているようでもあります。
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