今回は、ONE OK ROCKの『Be the light』の歌詞(和訳)の意味について、考察・解釈をしていきたいと思います。
『Be the light』は、2013年に発売されたアルバム『人生×僕=』に収録されている」楽曲で、2011年に起こった東日本大震災をキッカケに制作された曲なのだそうです。
『Be the light』の歌詞には、一体どんな意味が込められているのでしょうか?
当サイトては積極的にコメントを募集しています。
考察内容に「共感できた」「共感できなかった」など何でも構いませんので、あなたの声をお寄せください。
※意見主張の場として、興味のある方はご参加くださいませ。
ONE OK ROCK「Be the light」はどんな曲?
ONE OK ROCK『Be the light』歌詞
Just the thought of another day
How did we end up this way
What did we do wrong?
GodEven though the days go on
So far so far away from
It seems so closeAlways weighing on my shoulder
A time like no other
It all changed on that day
Sadness and so much painYou can touch the sorrow here
I don’t know what to blame
I just watch and watch againEven though the days go on
So far so far away from
It seems so close
Even though the days go on
So far so far away from
It seems so closeWhat did it leave behind?
What did it take from us And wash away?
It may be longBut with our hearts start a new
And keep it up and not give up
With our heads held highYou have seen hell and made it back again
How to forget?
We can’t forget the lives that were lost along the way
And then you realize that wherever you go there you are
Time won’t stop
So we keep moving onYesterday’s night turns to light
Tomorrow’s night returns to light
Be the lightAlways weighing on my shoulder
A time like no other
It all changed on that day
Sadness and so much painAnyone can close their eyes
Pretend that nothing is wrong
Open your eyes
And look for lightWhat did it leave behind?
What did it take from us And wash away?
It may be long
But with our hearts start a new
And keep it up and not give up
With our heads held highYou have seen hell and made it back again
How to forget?
We can’t forget the lives that were lost along the wayAnd then you realize that wherever you go there you are
Time won’t stop
So we keep moving onYesterday’s night turns to light
Tomorrow’s night returns to light
Be the lightSome days just pass by and
Some days are unforgettable
We can’t choose the reason why
But we can choose what to do
From the day afterSo with that hope
with that determination
Let’s make tomorrow
A brighter and better day引用:「Be the light」作詞/taka
『Be the light』は、ONE OK ROCKのアルバム『人生×僕=』に収録されている楽曲。
壮大で美しいメロディーが印象的なバラード曲です。
彼らが祈るように演奏する姿が収められたミュージックビデオも印象的です。
「Be the light」は震災を通してtakaの想いを歌った曲。
『Be the light』は震災からちょうど2年後の2013年3月11日にミュージックビデオが公開されました。
日本で起きた震災をきっかけに、日本や世界で起こっている災害についての思いを楽曲として残したかったそうです。
世界で起きたいろいろな事件や事故、災害に対する気持ちを歌った楽曲ということで、ミュージックビデオは6か国の字幕つきバージョンと字幕なしの計7パターンが公開されています。
ONE OK ROCK「Be the light」歌詞(和訳)の意味とは?
『Be the Light』にはどのような想いが込められているのでしょうか。
「Be the light」Aメロ・歌詞(和訳)の意味は?
Just the thought of another day
(新しい一日について考える)
How did we end up this way
(どうしてこんなふうに終わってしまったんだろう?)
What did we do wrong?
(何が間違っていたのかな?)
God
(神様)Even though the days go on
(たとえ時が経って)
So far so far away from
(ずっと遠く離れていってしまっても)
It seems so close
(近くにあるみたいに感じるんだ)引用:「Be the light」作詞/taka
悲しい出来事があっても、時間は待ってくれず、また新しい一日が始まります。
こんな風になってしまったのは、僕たちに何か落ち度があるからでしょうか。
どんなに時間が経ってずっとずっと遠い過去になってしまっても、ついこの前のことのように感じられるでしょう。
それほどその出来事は僕たちにとって大きな転機でした。
「Be the light」Bメロ・歌詞(和訳)の意味は?
Always weighing on my shoulder
(いつも肩にのしかかってきていた)
A time like no other
(ほかの何とも違う瞬間が)
It all changed on that day
(あの日にすべて変わってしまったんだ)
Sadness and so much pain
(悲しみと多くの痛み)You can touch the sorrow here
(君はその悲しみに触れることができる)
I don’t know what to blame
(僕には何を責めるべきかわからない)
I just watch and watch again
(ただ何度も見つめ直すことしかできないんだ)引用:「Be the light」作詞/taka
あの瞬間は、他の時間とは重みも濃度も違っています。
あの日を境に全てが変わってしまい、世界には悲しみと多くの傷が溢れています。
この部分は、震災がきっかけで、世界の悲しい出来事に思いをはせることができるようになったことを表していると感じます。
今までも世界中では災害は起こっていたけれど、実際に自分のとても身近に悲しみが訪れることによって、その悲しみに触れることができるようになりました。
信じられないほどの多くの人々を傷つけ、悲しませたのに、それは誰のせいでもなく、何も責められず、怒りの行き場はどこにもありません。
ただ現実と向き合うことしかできないのです。
「Be the light」Aメロ②・歌詞(和訳)の意味は?
Even though the days go on
(たとえ時が経って)
So far so far away from
(ずっと遠く離れていってしまっても)
It seems so close
(近くあるみたいに感じる)
Even though the days go on
(たとえ時が経って)
So far so far away from
(ずっと遠く離れていってしまっても)
It seems so close
(近くにあるみたいに感じるんだ)引用:「Be the light」作詞/taka
悲しみも痛みも大きく、どんなに時が経ってもつい昨日のことのように近くに感じています。
この悲しみは時が経って自然に癒えるのを待つには大きすぎる出来事でした。
「Be the light」Bメロ②・歌詞(和訳)の意味は?
What did it leave behind?
(何を残していったのだろう? )
What did it take from us And wash away?
(僕らから何を奪って、何を洗い流していったのだろう? )
It may be long
(時間はかかるかもしれない)引用:「Be the light」作詞/taka
悲しい出来事よって、僕たちは何を得て何を失ったのでしょうか。
受け入れることにはきっと時間がかかるでしょう。
But with our hearts start a new
(でもまた新しい気持ちを抱いて)
And keep it up and not give up
(あきらめずに踏ん張るんだ)
With our heads held high
(僕らと一緒に上を向こう)引用:「Be the light」作詞/taka
ですが立ち止まってはいられません。
新しく今日という日を迎えましょう。
諦めず、共に前を向いていこうと背中を押します。
「Be the light」サビ・歌詞(和訳)の意味は?
You have seen hell and made it back again
(きみは地獄を見てきたけれど、また取り戻したんだ)
How to forget?
(どうして忘れることができる?)
We can’t forget the lives that were lost along the way
(失われてきた命を忘れることはできない)
And then you realize that wherever you go there you are
(そして、どこへ行こうとも自分自身からは逃げられない)
Time won’t stop
(時間は決して止まらない)
So we keep moving on
(だからこそ、生き続けるんだ)Yesterday’s night turns to light
(昨日の夜も光へと変わり)
Tomorrow’s night returns to light
(明日の夜も光に戻っていく)
Be the light
(輝け)引用:「Be the light」作詞/taka
地獄のように辛い経験をしてきましたが、また日常を取り戻してきました。
しかし失われた命のことは忘れることはできまえん。
そして自分自身が経験してきたこと、負ってきた傷からも逃げることはできません。
ずっと悲しみに沈んでいても、時間は過去から未来へと進み続けます。
失われた命は忘れることはできませんが、生きている僕たちは生き続けます。
昨日の夜も、いつか明日の夜も、未来を照らす光となります。
僕たちもそんな光になりたいと思います。
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