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YOASOBI『三原色』歌詞の意味は?【小説「RGB」原作から描く友情とは..】

YOASOBI「三原色」歌詞の意味は?

YOASOBI「三原色」2番|歌詞の意味は?

変わってしまった思いは/『三原色』2番A~Bメロ

何だっけ?
思い出話は止まんないね
辿った記憶と回想
なぞって笑っては
空いた時間を満たす
言葉と言葉で気づけばショートカット
明日のことは気にせずどうぞ
まるで昔に戻った様な

それでも変わってしまったことだって
本当はきっと幾つもある
だけど今日だって
あっけないほど
あの頃のままで

引用:YOASOBI『三原色』歌詞

「そういえばいつの間にか疎遠になった理由はなんだっけ?」

誰もそんな理由は覚えてもおらず、「まあまたこうやって会えたんだから、終わってなかったんだよ」と笑い合う3人。

そして、「俺、実はGのこと好きだったんだよね」と突然告白するR。

1次会はそんな告白で終わるはずもなく、結局2次会までいくことに。

そんな思い出話から、今の現状についても語り合う3人は皆それぞれ悩みもあります。

結婚してから周りも自分も変わってしまったのではないかと少し不安を感じているG。

思い描いていた未来ではなかったが、仕事にもすっかり慣れた会社勤めのR。

昔は勉強もスポーツも人より器用になんでもできたが、今はそんな自信もなくなっている受験勉強中のB。

それぞれの環境や思いは昔とは変わってしまったけれど、唯一変わっていないのは3人の関係性

友情というのは、それだけで十分なのかもしれません。

夜は明け始め・・・/『三原色』Cメロ

歌詞イメージ

気づけば空は白み始め
疲れ果てた僕らの片頬に
触れるほのかな暖かさ
あの日と同じ様に
それぞれの日々に帰る

引用:YOASOBI『三原色』歌詞

気づいたら終電も過ぎ朝まで遊ぶ3人。

ボーリングやビリヤード、ゲームセンターなど東京という街へ駆け出します。

昔は地元の公園や誰かの家で夕暮れまで遊んでいたのに、みんなすっかり大人になったということですね。

夜はいつまででも遊べる勢いなのに、朝日が昇ると急に疲れが出る3人。

朝日は、それぞれの家へ帰る時間を伝えているようです。

重なり合う色は・・・/『三原色』ラスサビ

歌詞イメージ

ねえここまで歩いてきた道は
それぞれ違うけれど
同じ朝日に今照らされてる
また重なり合えたんだ

引用:YOASOBI『三原色』歌詞

3人は朝日という真っ白な色に包み込まれます。

白というのは、「赤」「緑」「青」という光の三原色を混ぜ合わせたものです。

まさに主人公の3人のことですね。

それぞれの人生の中で新しい恋人や友人、仕事仲間と触れ合う中で時には自分自身も様々な色に変化していったのでしょう。

しかし、原色はずっと変わらない「赤」「緑」「青」のまま。

たとえどれだけ自分が変化したりそれぞれの道を歩んでいようとも、3人そろえばまた同じ「白」色に戻れる。

つまり繋がりは消えることなくまた再会できる、といった意味が込められているのではないでしょうか。

新しい物語は・・・/『三原色』ラスサビ

歌詞イメージ

どこかで途切れた物語
僕らもう一度その先へ
話したいこと
伝えたいことって
ページを埋めてゆくように
ほら描き足そうよ、何度でも

いつか見上げた赤い夕日も
共に過ごした青い日々も
忘れないから
消えやしないから
緑が芽吹くように
また会えるから
物語は白い朝日から始まる

「また明日」

引用:YOASOBI『三原色』歌詞

最後は「赤い夕日」「青い日々」「緑が芽吹く」と見事にタイトルである三原色で表現されていますね。

昔は真っすぐやりたいことに向かって走っていた日々。

しかし大人になるとうまくいかない日や辛いことがありどんどん自分の本当の色、つまりやりたいことというのは見失いがちです。

そんな中でふと昔の友人に会うことで、止まっていた思いというのは動き始めます。

再会を果たした3人はまた真っ白なキャンバスからいろいろなことを描いていける。

この物語には再会や絆というメッセージのほかに、忘れかけていた自分の本当の思いや、これから先の未来についての意味も込められているのかもしれません。

YOASOBI「三原色」歌詞の意味は? まとめ

今回YOASOBIさんが手がけたのは「友情」という絆をテーマとした物語。

子供の頃は、毎日朝から学校に行き、友人に会い、帰り道はなんでもない石ころを蹴っ飛ばし、公園で日が暮れるまで遊ぶ毎日。

逆に大人というのは、毎日朝から晩まで仕事、残業。

華の金曜日になれば仕事仲間や旧友と飲み、仕事の愚痴や悩みを言い合う日々。

どちらも子供と大人の楽しみはありますが、今一番言えることはこのご時世、子供も大人もそれが制限されているということ。

今は学校や公園も制限され、居酒屋にだって気軽に行けません。

一人暮らしをしている人も家族と過ごしている人も会えなくなった人はそれぞれたくさんいると思います。

しかし、友情や繋がりというのはどれだけ会えなくても変わるものではなく、再会した時あっという間に止まっていた時間というのは動き出します。

それまであなたに伝えたいこと楽しみをたくさん胸に書き留めておこう。

そして再会したその日には、また朝日が昇るまでなんでもない話をたくさん話そう。

今は本当に我慢の時ですが、いつか「また明日」と言えるような世界がきますように。

この歌にはそんなコロナ禍におけるメッセージと願いが込められているのかもしれません。

気になる方はぜひYOASOBIの三原色と併せて、小説「RGB」もチェックしてみてください。

ご一読いただきありがとうございました。

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