当サイトは記事内に広告を含みます

あいみょん「生きていたんだよな」歌詞の意味とは?【生きる事を考えさせてくれる曲】

あいみょん「生きていたんだよな」歌詞の意味は?

ここでは あいみょんの『生きていたんだよな』の歌詞の意味について解釈・考察をしていきたいと思います。

 

『生きていたんだよな』は、あいみょんのメージャーデビューシングルで、印象的な楽曲タイトルと意味深な歌詞で、若者から絶大な人気を集めている楽曲。

そんな2つを兼ね備えた「生きていたんだよな」の 歌詞にはどんな想いが込められているのでしょうか?

2018年6月頃に最初にこの考察記事を公開した時には多くのコメントが届き、いろいろな意味で賛否を読んだ曲でもあります。

それだけ人の心に突き刺さる歌詞だったということでしょうね。

歌詞の世界観を考えながら曲を聴くと、より深く歌詞を理解できるかもしれません。

そして何故だか「生きていたんだよな」のシングルジャケットは、花束にパンツ(白いブリーフ?)を履かせた写真になっていますが、この謎についても迫ってみたいと思います。

 

コメント募集中

当サイトては積極的にコメントを募集しています。

考察内容に「共感できた」「共感できなかった」など何でも構いませんので、あなたの声をお寄せください。

※承認されたコメントは記事内に残ります。意見主張の場として、興味のある方はご参加くださいませ。

あいみょん「生きていたんだよな」はどんな曲?

あいみょん『生きていたんだよな』歌詞

二日前このへんで
飛び降り自殺した人の
ニュースが流れてきた

血まみれセーラー 濡れ衣センコー
たちまちここらはネットの餌食

「危ないですから離れてください」
そのセリフが集合の合図なのにな

馬鹿騒ぎした奴らが
アホみたいに撮りまくった
冷たいアスファルトに流れる
あの血の何とも言えない
赤さが綺麗で綺麗で

泣いてしまったんだ
泣いてしまったんだ
何にも知らないブラウン管の外側で

生きて生きて生きて
生きて生きて
生きて生きて生きていたんだよな
最後のサヨナラは他の誰でもなく
自分に叫んだんだろう

彼女が最後に流した涙
生きた証の赤い血は
何も知らない大人たちに
二秒で拭き取られてしまう
立ち入り禁止の黄色いテープ
「ドラマでしかみたことなーい」
そんな言葉が飛び交う中で
いま彼女はいったい
何を思っているんだろう
遠くで 遠くで

泣きたくなったんだ
泣きたくなったんだ
長いはずの一日がもう暮れる

生きて生きて生きて
生きて生きて
生きて生きて生きていたんだよな
新しい何かが始まる時
消えたくなっちゃうのかな

「今ある命を精一杯生きなさい」
なんて綺麗事だな。
精一杯勇気を振り絞って
彼女は空を飛んだ
鳥になって 雲をつかんで
風になって 遥遠くへ
希望を抱いて飛んだ

生きて生きて生きて
生きて生きて
生きて生きて生きていたんだよな
新しい何かが始まる時
消えたくなっちゃうのかな

生きて生きて生きて
生きて生きて
生きて生きて生きていたんだよな
最後のサヨナラは他の誰でもなく
自分に叫んだんだろう

サヨナラ サヨナラ

引用:「生きていたんだよな」作詞作曲/あいみょん

生きていたんだよな」は2016年11月に発売された、あいみょんのメジャーデビューシングル。

テレビ東京系列で放送されていたドラマ「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」のOPテーマに起用されました。

 

ドラマ自体は、ゆるめの展開で進んでいくおっとり系の作品なんですが、意外にも良い感じにハマっていた気がします。

 

ただ、歌詞が衝撃的な内容なだけにサビの部分しか使われていなかったのが少し残念でしたね。

イメージがちょっと違ったんですかね?

 

放送当時『生きて、生きて・・』と繰り返されるサビに耳に残った人も多いのではないでしょうか?

自撮り風のMVもシンプルでとても印象に残りますね

あいみょん「生きていたんだよな」歌詞の意味を考察

ここからはさらに深く「生きていたんだよな」の歌詞について解釈と考察を深めていきたいと思います。

”自ら命を絶った少女”がテーマの曲。

「生きていたんだよな」は「自殺をした少女」をテーマにした楽曲で、まさかの「語り」から始まる、なんとも引き込まれる世界観です。

今時珍しいというか、逆に新しいですよね。

淡々と語る「言葉」から、自然とメロディーに乗っかっていくところがとても印象的です。

「語り」と「メロ」を明確に分ないからこそ、自然な流れで サビまで感情を引っ張って行ってくれます。

二日前このへんで
飛び降り自殺した人のニュースが流れてきた

血まみれセーラー 濡れ衣センコー
たちまちここらはネットの餌食

引用:生きていたんだよな/作詞作曲 あいみょん

ピアノとアコースティックギターの切なげなメロディ。

そのイントロに被せるように、早口の語りから始まります。

 

語りがAメロで入るって斬新ですよね。

語りの部分は状況説明です。

 

「セーラー」とあることから飛び降りしてしまったのは10代の少女であることがわかります。

 

何が原因で自殺してしまったのかはわかりません。

学生服のままで最期を迎えたことから、学校の先生が原因なのか、友達なのか、もしくはその両方か。

 

この行動は、彼女の最後の訴えだったのかもしれない。

 

しかし、そんな状況であっても「ネット」にアップするために集まってくる人々。

「危ないですから離れてください」
そのセリフが集合の合図なのにな
馬鹿騒ぎした奴らがアホみたいに撮りまくった
冷たいアスファルトに流れる
あの血の何とも言えない
赤さが綺麗で綺麗で

引用:生きていたんだよな/作詞作曲 あいみょん

『離れてください』という言葉はむしろ「何があるのだろう」「見に行きたい!」と周囲の人々の好奇心を煽ってしまいます。

あいみょん・生きていたんだよな・歌詞・意味

集まってきた人たちが次々と写真を撮ってネットやテレビなどのメディアにアップするという・・

現代社会の異常性を皮肉っているようにも思います。

 

Aメロで最もインパクトが強い部分が、最後の『綺麗で』ですね。

ここまで音楽に乗せて、語りで状況を説明している部分から、最後の『綺麗で』は自然にメロディが入ってきます。

 

2回『綺麗で』を繰り返している理由は何でしょうか。

1回目は語り、2回目は歌。

状況説明から、自分の感情への変化を表現しているのだと推察します。

あいみょん「生きていたんだよな」Bメロ/歌詞の意味

泣いてしまったんだ
泣いてしまったんだ
何にも知らないブラウン管の外側で

引用:生きていたんだよな/作詞作曲 あいみょん

自殺してしまった少女は、「自分」が知っている人ではないのです。

なのに、その少女の思いを考えたら、これまでの状況を考えたら、色々な感情が沸き起こります。

 

泣いてしまったのは「同情」なのか、それとも自分に重ねてしまったからなのか。

ここで「テレビ」でも「パソコン」でも「スマホ」でもなく、あえて『ブラウン管』を選んだのは何故でしょうか?

 

きっと、「人の死」でも何でも 映像で伝えることができる時代になってから、ずっと変わっていない何か を表現したいのだと推察しました。

あいみょん「生きていたんだよな」サビ/歌詞の意味

生きて生きて生きて生きて生きて
生きて生きて生きていたんだよな
最後のサヨナラは他の誰でもなく
自分に叫んだんだろう

引用:生きていたんだよな/作詞作曲 あいみょん

何度も繰り返される『生きて生きて生きて・・・生きていたんだよな』

メロディと併せてとても耳に残るフレーズです。

 

少女は本当は死にたくなかったかもしれない。

でも必死で生きたからこそ選んだ道だったのでしょう。

 

それを否定するでもなく、自分なりの少女に対する共感が『自分に叫んだ』と解釈した『サヨナラ』でしょうか。

▼2番の歌詞の考察へ▼

1 2

コメントを残す