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あいみょん『君はロックを聴かない』歌詞の意味は?【BPMに例えた僕の心境とは..】

あいみょん「君はロックを聴かない」歌詞の意味は?

今回は、あいみょんの『君はロックを聴かない』の歌詞の意味について、考察・解釈をしていきたいと思います。

この曲は、2017年8月にリリースされた「あいみょん」の3ndシングルで、あいみょんの知名度を一気に押し上げるキッカケにもなった、超人気曲です。

どこか懐かしさも漂う曲調がなんとも言えない心地良さを感じますね。

ちなみに、この曲は”ある一つのフレーズ”から展開して作成された曲なのだそうですが、いったいどんな言葉がキッカケで作られた曲なのでしょうか?

歌詞の解釈と併せて紹介していきたいと思います。

 

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「君はロックを聴かない」はどんな曲?

あいみょん『君はロックを聴かない』歌詞

少し寂しそうな君に
こんな歌を聴かせよう
手を叩く合図
雑なサプライズ
僕なりの精一杯

埃まみれ ドーナツ盤には
あの日の夢が踊る
真面目に針を落とす
息を止めすぎたぜ
さあ腰を下ろしてよ

フツフツと鳴り出す青春の音
乾いたメロディで踊ろうよ

君はロックなんか聴かないと
思いながら
少しでも僕に近づいてほしくて
ロックなんか聴かないと
思うけれども
僕はこんな歌であんな歌で
恋を乗り越えてきた

僕の心臓のBPMは
190になったぞ
君は気づくのかい?
なぜ今笑うんだい?
嘘みたいに泳ぐ目

ダラダラと流れる青春の音
乾いたメロディは止まないぜ

君はロックなんか聴かないと
思いながら
あと少し僕に近づいてほしくて
ロックなんか聴かないと
思うけれども
僕はこんな歌であんな歌で
恋に焦がれてきたんだ

君がロックなんか聴かないこと
知ってるけど
恋人のように寄り添ってほしくて
ロックなんか聴かないと
思うけれども
僕はこんな歌であんな歌で
また胸が痛いんだ

君はロックなんか聴かないと
思いながら
少しでも僕に近づいてほしくて
ロックなんか聴かないと
思うけれども
僕はこんな歌であんな歌で
恋を乗り越えてきた

引用:「君はロックを聴かない」作詞作曲/あいみょん

君はロックを聴かない』は、2017年8月にリリースされた「あいみょん」の3ndシングル。

この年の、全国のAM/FMラジオ系42局でパワープレイを獲得し、「あいみょん」の代表曲とも言えるナンバーになりました。(※2017年8月度パワープレイ)

 

タイトルに「ロック」と使われていますが、とても落ち着いていてしみじみ聴いてしまう楽曲です。

耳障りの良い曲調と、どこか淡い切なさを感じさせる歌声が多くの人に共感されたのだと思います。

「君はロックを聴かない」は、”あるフレーズ”がキッカケで生まれた。

この曲は、あいみょん がふとした時に浮かんだ”あるフレーズ”が元になっているとのこと。

インタビューでは、以下のように語っています。

この曲は、去年の8月末(リリースの1年前)にできた曲で「あの頃」の青春や「今」の青春、少し懐かしいようなくすぐったいような青春の音や匂い、思い出を歌った曲です。

ふとした時に「僕の心臓のBPMは190になったぞ」っていう歌詞が浮かびました。

普段から歌詞とメロディを同時に作るので「僕の心臓のBPM?」から物語を派生させていったと思います。

瞬間的な思いつきで曲を作ることが多いので歌詞が浮かんだ時とか曲を作った時の記憶が曖昧なんですけど(笑)

その時感じたこと思ったことそのまま書いてます。

特に「こだわり」というものを考えながら作詞する事も少ないのですが、曲の始まりの一言目は印象的なワードが良いな。とか思ったりはします。

引用元:https://e-talentbank.co.jp/interview/40539/

 

「君はロックを聴かない」というタイトルからして、ストーリー性を感じ、に興味を引きますよね。

しかも、タイトルに「ロック」と使われていますが、聴いてみると全然ロックじゃなくて、どちらかというとフォークソングに近い印象。

 

タイトルのプチ裏切り感から、しっかり歌詞の世界観に引き込む「あいみょん」。

言葉選びのセンスがずば抜けていますよね。

 

ちなみに、そのフレーズ「僕の心臓のBPM」については考察の中で解説していきたいと思います。

「君はロックを聴かない」歌詞の意味を考察・解釈してみた。

というわけで、ここからはあいみょんの『君はロックを聴かない』の歌詞の意味について考察と解釈をしていきたいと思います。

 

その前に、この曲についての本人コメントをどうぞ

 

聴手によって変化する「それぞれの青春」をテーマにしたとのことですので、それを踏まえて解釈していきたいと思います。

 

この曲でもっとも重要なのは、聴手によって変化するということ。

そして、あいみょん は想像させる歌詞を好むということ。

 

『君』に伝えたい『僕』の気持ち。

果たして、どのような意味が歌詞に込められているのでしょうか?

 

『君』に伝えたい『僕』の気持ち。

歌詞にはどのような意味が込められているのでしょうか?

 

Aメロで推察できる2人の関係性とは?

少し寂しそうな君に
こんな歌を聴かせよう
手を叩く合図
雑なサプライズ
僕なりの精一杯

引用:「君はロックを聴かない」作詞作曲/あいみょん

まず、この物語の登場人物は「僕と君」の2人。

そして、いくつか2人の関係性に迫る内容が出てきます。

 

まとめると・・・・

  • 登場人物は2人
  • 君は落ち込んでいる
  • 僕は励ましたい
  • 「君」と「僕」の関係性は不明

 

一番わからないのは2人の関係性。

 

僕と君というフレーズで男女とイメージしがちですが、恋人かも知れないし、片思いかもしれないし、親友かも知れない。

そしてもしかすると….?。

 

ただ、僕は『君』が寂しそうにしていることに気づいたから、元気づけようとしたんですね。

そして、迷った末にとった彼の行動がわかります。

 

「パンッ!」と手を叩く合図。

声をかけるべきなのか・・

何も言わずにそばにいてあげるべきなのか・・

 

それでも何とかしたくて、後ろからそーっと近づき「パンッ!」と手を叩いた音で、驚かせ、『君』はびっくりして『僕』の方を振り向いた。

こんな光景が目に浮かびました。

 

器用に慰めることなんて出来ない「僕の苦し紛れの行動」を精一杯のサプライズと表現している気がします。

ふたりの関係性に関して・・・。

ちょっとここで持論を展開します

インタビューでもあったように「それぞれの青春を思い出して欲しい」というのがテーマになっています。

なので、手を叩く合図といっても、SHOPで「パンパン!はい店員さーんアレ持ってきて!」という、そういうサプライズ演出ではないと推測できます。

ちょっとその展開は不自然ですもんね。

それに店員さんが持ってくるなら埃まみれなのはマズイです

 

そして青春として考えられる年代は小学校の高学年から、中学生くらい。

特に音楽に興味を示す年代なら、中学生というのが濃厚なので「落ち込んでいる君の気を気をそらしてあげたくて、パンッ!と手を叩いた..」というのが妥当かと思います。

 

ただし、この時点ではまだ「青春中」なのか、「過去」なのかは明確になっていません。

少しずつ全貌が見えてきますね。

 

では考察に戻ります

 

埃まみれ ドーナツ盤には
あの日の夢が踊る
真面目に針を落とす
息を止めすぎたぜ
さあ腰を下ろしてよ

引用:「君はロックを聴かない」作詞作曲/あいみょん

ここでさらに状況が明確になってきました。

「埃まみれ」という部分で年月が立っていることが解ります。それに、「あの日の夢」というところも、過去を懐かしむ表現になっていますね。

 

ですので「僕」は”過去を思い出して懐かしむことが出来る年齢”ということが推測できます。

つまり「僕」は大人なんですね。

 

そして「君」にあの頃聴いていた曲を聴かせたい・・・という流れになっています。

(この時点でもまだ「君」の素性がわかりません。)

 

そして聴かせる曲が「僕」にとってとても大切なモノであることもわかります。

あいみょん・レコード

レコードで良い音を聴かせるには、針を落とす重さ、角度、などに気を使う必要がありますので、「君にちゃんと聴かせてあげたい」という思いから慎重になってしまったのでしょうね。

 

息を止めてそっと置いた針…

「さあ腰を下ろして」というところから「君」を、別の場所から そこへ連れ出してきたという事もわかります。

場所というより、そのレコードを聴くことのできる部屋へ連れてきたという感じでしょうか。

 

レコードではなく、ドーナツ盤という表現が良いですよね。

タイトルに『ロック』とあるため、思わずビートルズを思い浮かべましたが、Kiss もそうですよね。

 

8ビートのシンプルなロックも、パンクロックも、ハードロックも、メタルも。

それぞれの好きなロックを思い浮かべながら、物語を想像してみるのも良いかもしれません。

 

あいみょんが聴くなら、浜田省吾もありえますね。

 

ロックは僕にとって青春の象徴。

フツフツと鳴り出す青春の音
乾いたメロディで踊ろうよ

引用:「君はロックを聴かない」作詞作曲/あいみょん

ここでは音の描写をしている部分。

 

『僕』が大好きでよく聴いていた想い出の曲。

恋だけではなく、色々な出来事と過ごしてきた曲なのかもしれません。

 

パーンッと響くドラムのスネアの音に、歪んだ音でかき鳴らすギター、重低音でグルーヴ感を出すベース。

聴いていると自然とリズムを取りたくなっているのがロックの魅力です。

 

「君はロックを聴かない」サビで見えてくる関係性

君はロックなんか聴かないと思いながら
少しでも僕に近づいてほしくて
ロックなんか聴かないと思うけれども
僕はこんな歌であんな歌で
恋を乗り越えてきた

引用:「君はロックを聴かない」作詞作曲/あいみょん

このサビで解るのは『君』がいつも聴いているのはロックではない、ということ。

そして、それを僕は知っているということ。

 

ここで考えられる関係性はいくつかあって、それによって曲の見え方も変化するんです。

  1. 片思いの相手である「君」に僕の好きなロックを聴いて元気になって欲しい。
  2. 失恋した「娘」に父(僕)が、恋を乗り越えた曲を聴かせている
  3. 失恋した「息子」に父(僕)が恋を乗り越えた曲を気変えている。そして自分の嗜好に近づいて欲しい

 

だから、恋人とか片思いとか限定的な曲ではないんですよね。

いろんな楽しみ方が出来る曲です。

 

ただ共通しているのは、「君」が落ち込んでいる理由は恋愛関連ということですね。

そして、僕が恋を乗り越えてきた経験をもとに、「元気出すならやっぱりロックだよね!」という・・・。

 

『恋を乗り越えてきた』と表現しているので、寂しそうにしていた『君』はもしかすると失恋したのかもしれません。

▼2番の歌詞の考察へ▼

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