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星野源「不思議」歌詞の意味は?【ストレートに表現した愛の形とは…】

星野源「不思議」歌詞の意味は?

ここでは、星野源の『不思議』の歌詞の意味について考察・解釈をしていきたいと思います。

この曲は、ドラマ「着飾る恋には理由があって」の主題歌として星野源さんが書き下ろした楽曲。

タイトルがとても印象的ですが、この歌詞にはどのような想いが込められているのでしょうか。

 

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星野源「不思議」はどんな曲?

星野源『不思議』

君と出会った この水の中で
手を繋いだら 息をしていた
ただそう思った

彷徨う心で 額合わせ
口づけした 正座のまま
ただそっと笑った

希望あふれた この檻の中で
理由もない 恋がそこにあるまま
ただ貴方だった

幼い頃の記憶 今夜食べたいもの
何もかもが違う
なのになぜ側に居たいの
他人だけにあるもの

”好き”を持った日々を ありのままで
文字にできるなら 気が済むのにな
まだ やだ 遠く 脆い
愛に足る想い
瞳にいま 宿り出す

きらきらはしゃぐ この地獄の中で
仕様のない身体 抱き締め合った
赤子に戻って

躓いて笑う日も 涙の乾杯も
命込めて目指す
やがて同じ場所で眠る
他人だけの不思議を

”好き”を持ったことで 仮の笑みで
日々を踏みしめて 歩けるようにさ
孤独の側にある
勇気に足るもの

遺らぬ言葉の中に
こぼれる記憶の中に
僕らはいつも居た

”好き”を持った日々をありのままで
文字にできるなら 気が済むのにな
まだ やだ 遠く 脆い
愛に似た強い

君想った日々を すべて
乗せて届くように詰め込んだ歌
孤独の側にいる
愛に足る想い
二人をいま 歩き出す

引用:星野源「不思議」

「不思議」は2021年6月23日リリースの、星野源さん12枚目のシングル曲。

TBS系の火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』の主題歌となっています。

「不思議」は新垣結衣との恋愛観が描かれている?

「不思議」を制作している期間は新垣結衣さんとの恋愛を進行していた時期であり、自らの恋愛について書いていると推測されていましたが・・・・

この件については、本人がラジオでキッパリと否定していました。

星野源ラジオインタビュー

今回は「自分にとっての愛とか恋はこういうことだと思っている」というのをちゃんと歌にしようと。

だから、ラブソングというテーマから逃げずに、“愛”というものを僕なりに表現したらこういう曲ができた、という感じです。

引用元:https://www.oricon.co.jp より

このインタビューから今回の「不思議」の歌詞は今まで制作してきた楽曲とは異なり、愛や恋について星野源が初めて正面から向き合ったと考察されます。

ドラマ「着飾る恋には理由があって」とは?

ドラマ「着飾る恋には理由があって」は川口春奈さん主演の恋愛ドラマ。

同居人であるシンプルを追求する”ミニマリスト男”(横浜流星)との恋愛を描いた、”うちキュン”ラブストーリーとなっています。

常に周囲の目を気にし、ライフスタイルを着飾ってきた主人公が、様々な人達と共同生活を始めたことによって友情や恋愛を知り、だんだんと着飾るという意識が剥がされていく・・。

次第に「ナチュラルな生き方」を求める姿を描いています。

星野源「不思議」の歌詞の意味を考察してみた

星野源「不思議」歌詞の意味は?

「不思議」1番Aメロ

君と出会った この水の中で
手を繋いだら 息をしていた
ただそう思った

彷徨う心で 額合わせ
口づけした 正座のまま
ただそっと笑った

引用:星野源「不思議」

1番のAメロ部分はイントロがなく静かに始まります。

「君と出会った この水の中で」という部分は、生きにくい世界やつらい世界にいたときに君と出会ったということを表現していると解釈できます。

水の中は呼吸が苦しいですし、思うように身動きが取れません。

もがけばもがくほど苦しくなりますよね。

水中

そんな苦しい世界にいた自分のことを「君が救い出してくれたんだよ」ということを伝えたいのではないかと思います。

 

また、これはドラマ「着飾る恋には理由があって」のストーリーともリンクしている部分です。

川口春奈さん演じる主人公・真柴くるみはSNSで着飾ることに必死で本当の自分をみせられなくなっていますし、横浜流星さん演じる藤野俊もミニマリストでありながらさまざまな悩みを抱えています。

そのようなドラマのストーリーやどこか息苦しさを感じる現代社で生きる人々を体現しているのではないでしょうか?。

 

さらに、「彷徨う心で 額合わせ」という部分からは、この中の二人はまだお互いが完全に好きを理解し合っているわけではないと解釈できます。

どこか遠慮している部分があるというか、好きという思いがあるからこそ口づけをしているけれど、”まだお互いに迷いがある”ようにも感じます。

 

「不思議」1番Bメロ

希望あふれた この檻の中で
理由もない 恋がそこにあるまま
ただ貴方だった

幼い頃の記憶 今夜食べたいもの
何もかもが違う
なのになぜ側に居たいの
他人だけにあるもの

引用:星野源「不思議」

「理由もない 恋がそこにあるだけ ただ貴方だった」

恋をしたのに明確な理由はなく、ただ貴方のことが好きなだけとしか言い表せない恋の持つ不思議な魅力を表現している部分です。

 

実際に、星野源さんは「理由もない 恋がそこにあるまま」という部分についてインタビューで以下のように語っています。

歌詞の中に「理由もない 恋がそこにあるまま」とありますが、例えば自分が誰かを好きになって、「どういうところが好き?」って聞かれた時、その理由を綿密に辿っていけば「こういうところが素敵だから」と説明できたりもしますが、それって全部後付けというか、パズルをはめ込んでいくようなものなんですよね。

「なんかわからないけど好き」というのがほとんどじゃないですか。

引用:https://www.oricon.co.jp/special/56270/

 

そして、「何もかも違う なのになぜか側に居たいの 他人だけにあるもの」。

この部分は、同じ記憶を持っているから好きになるわけではなく、なぜか相手の自分と違うものを持っている部分に魅力を感じるという、恋の「不思議」を表現していると解釈できます。

「不思議」1番サビ

好き”を持った日々を ありのままで
文字にできるなら 気が済むのにな
まだ やだ 遠く 脆い
愛に足る想い
瞳にいま 宿り出す

引用:星野源「不思議」

ここでは、自分の持つ「好き」という思いを、すべて相手に伝えられたらいいのにということを想っています。

しかし、そのあとの歌詞で「まだ やだ 遠く 脆い」とあるので、『好き』という思いがポジティブなものだけでないようにも表現しています。

相手のことを想うからこそ感じる『つらさ』や『哀しさ』も合わせ持っている…。

好きだからこそ相手として楽しい、でも好きだからこそ相手に対して嫉妬を抱くこともある。

この複雑な感情こそも恋が持つ不思議な魅力なのではないでしょうか?。

▼2番の歌詞の考察へ▼

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