当サイトは記事内に広告を含みます

あいみょん『君はロックを聴かない』歌詞の意味は?【BPMに例えた僕の心境とは..】

あいみょん「君はロックを聴かない」歌詞の意味は?

「君はロックを聴かない」2番|歌詞の意味は?

BPMが表現する彼の心情。

僕の心臓のBPMは
190になったぞ
君は気づくのかい?
なぜ今笑うんだい?
嘘みたいに泳ぐ目

引用:「君はロックを聴かない」作詞作曲/あいみょん

『BPM』とは1分間の拍数のことです。

メトロノームで刻むテンポと同じですね。

 

BPM190と言えば、かなりテンポの速い曲です。

イメージで言えばRADWIMPSの「前前前世」くらいの速さですね。

 

前前前世のテンポを思い浮かべながら、心臓のBPMが190というのを想像してみてください。

『僕』の鼓動がどれだけ速くなっているかがわかりやすいと思います。

 

それくらいドキドキしているのです。

ここは彼のテンションが上がっていることが分かる部分とも受け取れなくはないですが、君にバレてはいけないドキドキとも受け取れます。

 

この辺でようやく「君」がどういう存在なのか見えてきましたね。

 

最初は、君に近づいているからドキドキしているのかと思いましたが、それだけと「僕の好きな曲」をかけている状況と当てはまらないんですよね。

 

曲でテンション上がっているドキドキと、君に気づかれてはいけないドキドキ。

その両方なのでしょうね。

 

そんな『僕』の様子に気づいてくれるのかな?

今笑っているのは気づいているのかな?

 

そう思っているうちに何故かクスッと笑う君。

そりゃ目も泳ぎます

 

ダラダラと流れる青春の音
乾いたメロディは止まないぜ

引用:「君はロックを聴かない」作詞作曲/あいみょん

 

『僕』はドキドキしながらも、ずっとこの時間が続いてほしい。

ビートに乗ったロックはこのまま止まらないでほしい。

 

話をするわけでもなく、ただただ音楽を流し続ける時間が『僕』にとってはきっと至福な時間なのかもしれません。

そして2番のサビで、僕の心情も分かってきます。

 

僕の心情で分かる「君」への想い

君はロックなんか聴かないと思いながら
あと少し僕に近づいてほしくて
ロックなんか聴かないと思うけれども
僕はこんな歌であんな歌で
恋に焦がれてきたんだ

引用:「君はロックを聴かない」作詞作曲/あいみょん

「あと少し近づいて欲しい」の部分でなかなか縮まらない距離感も感じる部分です。

ここまで来るとやっと「君」の存在が恋愛を抱く対象であることが分かってきます。(でもまだ断定はできません。)

 

1番のサビとほとんど変わりませんが、ラストの部分が「乗り越えてきた」から「恋に焦がれてきたんだ」と変化しています。

ここには僕の今の心情も現れている部分で『僕』の気持ちが切ないほど伝わってきますね。

「君」とは両思いではない。

君がロックなんか聴かないこと知ってるけど
恋人のように寄り添ってほしくて
ロックなんか聴かないと思うけれども
僕はこんな歌であんな歌で
また胸が痛いんだ

引用:「君はロックを聴かない」作詞作曲/あいみょん

Cメロ部分で答えとなる「恋人のように」というフレーズが出てきます。

 

恋人くらいの距離感で僕に寄り添って欲しくて、一緒に曲を聴きたかった。

『君』の趣味ではないことは知っているけど、『僕』なりに励ましたかった。

 

そして、『また胸が痛いんだ』という表現から、『君』の気持ちが自分に向いていないことを、僕も感じ取っているのでしょうね。

なんて、、、切ない…。

あいみょん「君はロックを聴かない」歌詞の意味を解釈 まとめ

あいみょん

いかがでしたか、結論としては恋に傷ついた『君』を励ます『僕』もまた、

恋の痛みを大好きなロックを聴きながら味わっている。

 

そんな曲だと解釈しました。

切なくて甘酸っぱい気分になる楽曲ですね。

 

ロックなんて興味が無いと分かっているけど・・それでもなんとか「君」を元気にさせるキッカケが欲しくて。

そして、「君」との微妙な距離を、音楽を通して少しでも近づけたい。そんな「僕」の心情を甘酸っぱく表現した、青春を感じさせるナンバーです。

 

「僕」の好きなロックを、あえてドーナツ盤(レコード)で聴かせるという部分も、粋なストーリーですよね。

この少年のロックへのこだわりや、ちょっと「変わり者」感が表現されています。

 

「僕」なりの不器用な優しさで、落ち込んでいた「君」が、2番の歌詞で少しだけ元気になってきている部分も聴きどころですね。

 

いろいろな視点で心情を曲に反映する あいみょん。

この他にも心に響く曲はたくさんありますので、気になる方は是非 聴いてみてください。

1 2

コメントを残す