今回は、あいみょんの楽曲「愛を知るまでは」の歌詞の意味について、考察していきたいと思います。
こちらの楽曲は日本テレビ系の土曜ドラマ「コントが始まる」の主題歌となっており、ドラマの内容と歌詞がとてもマッチしている印象です。
- この曲の歌詞で、あいみょんが伝えたいここととは?
- もしかするとあいみょんの過去を知ることが出来るかも?
楽曲の世界観を深くイメージしながら考察&解釈していきたいと思います。
当サイトては積極的にコメントを募集しています。
考察内容に「共感できた」「共感できなかった」など何でも構いませんので、あなたの声をお寄せください。
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あいみょん「愛を知るまでは」はどんな曲?
あいみょん『愛を知るまでは』
いざ、手のなる方へと
導いたのは 誰でもない自分自身なのに自信がないよ 笑っちゃうな
もたついている
空気が抜けたままの身体走れど走れど続く
人生という名の死ぬまでのエピソードは
軽いままの身体では
吹き飛ばされて
すぐに終わってしまうなあー、誰にもないものを持っていたいのにな
無理矢理に抱きしめてた
心を今解いて優しい心を持ちたいのだけれど
時にはがむしゃらに怒って
涙は真に受け止める
愛を知るまでは死ねない私なのだ!
導かれた運命辿って
今日も明日も生きて行こう目の前に見えた星は
幾千年の輝きを失いそう
夢で終わる夢ならば
見なくていいと 自分に言い聞かせたあー、まだ咲ききれない
花のような毎日だなぁ
無茶苦茶に走り続けた
身体を今休めて交わることのない誰かと巡り合い
無限に広がる雲に乗って
見たことのない虹を見たい
愛を知るまでは死ねない私なのだ!
導かれる運命頼って
今日も明日も生きて行こうあー、誰にもないものを持っていたいのになぁ
無理矢理に抱きしめてた
心を今解いて優しい心を持ちたいのだけれど
時にはがむしゃらに怒って
涙は真に受け止める
愛を知るまでは死ねない私なのだ!
導かれた運命辿って
今日も明日も生きて行こう引用:あいみょん「愛を知るまでは」
「愛を知るまでは」は2021年5月26日にリリースされたあいみょんの11枚目のシングル。
日本テレビ系の土曜ドラマ『コントが始まる』の主題歌となっており、テレビドラマでは5作目のタイアップとなります。
今回の楽曲はドラマに合わせて新しく書き下ろしたのではなく、2017年に既に作成されていたデモ音源をあいみょんが自らピックアップしたそうです。
デモ音源からこの1曲をピックアップした理由について本人のインタビューがあります。
あいみょんコメント
ドラマには「人生、こんなはずじゃなかった」みたいなテーマがあって、同世代の人たちがもがいていく物語なのであれば、ドラマに寄り添うというより、私も同じ20代後半の人間として、私の人生を歌う曲を渡した方がいい気がしたんです。
このインタビューからも独創的な考えを持つあいみょんらしさを感じる部分があります。
また、デモ音源を制作した2017年といえばあいみょんはメジャーデビュー1年目で、当時は20代前半、大きくメディアやSNSなどに取り上げられる前です。
あいみょんはメジャーデビューから順風満帆なスタートしたアーティストではなく、インディーズ時代から多くの下積みを経験してきたアーティストです。
だからこそ、このドラマと自分自身が合わさるように感じ、当時の感情がダイレクトに伝わるこの1曲があいみょん自身によって選ばれ、リリースされたのだと考察されます。
ドラマ「コントが始まる」とは?
「コントが始まる」は菅田将暉主演の金子茂樹によるオリジナル脚本で5人の若者の生き様を描いた群像劇です。
お笑いトリオ「マクベス」が重要な鍵となり、それぞれの身に取り巻く環境によって生まれる苦悩や葛藤といった部分を、そのまま描き出しています。
”特に20代の若者に突き刺さる作品”となっています。
あいみょん「愛を知るまでは」歌詞の意味を考察してみた
それでは、あいみょんの「愛を知るまでは」の歌詞の意味について考察していきます。
歌詞を考察してから聴くとサビへと続くメロディはより一層あいみょんらしさを感じられるかも知れません。
夢を抱いて外へ出た主人公は現実を知ってしまう..
いざ、手のなる方へと
導いたのは 誰でもない自分自身なのに自信がないよ 笑っちゃうな
もたついている
空気が抜けたままの身体引用:あいみょん「愛を知るまでは」
歌詞の冒頭から自分は「こうなりたい!」と強く願い外へ出てきたけれど、いざ外へ出てみると「右も左もわからない」という現実を目の当たりにしてしまう…
自分の目の前ですら見えなくなってしまうという誰もが一度は経験する感情が伝わるフレーズになっているいます。
「笑っちゃうな」とありますが、直後に「空気が抜けたままの身体」と柔らかい表現と少し寂しそうな歌詞へ続き、実は強がっているだけで、大きな挫折感を味わっている….
そんな主人公の姿が目に浮かびます。
必死に道を探す主人公の姿が切実に浮かび上がる
走れど走れど続く
人生という名の死ぬまでのエピソードは
軽いままの身体では
吹き飛ばされて
すぐに終わってしまうな引用:あいみょん「愛を知るまでは」
「走れど走れど続く」というフレーズは短期で挫折を感じたのではなく、何度もチャレンジしてもうまくいかない歯がゆさを感じ取ることができます。
さらに、「軽いままの身体では」という表現からも過去、現在、未来、全てにおいてなにも残せない、空っぽの状態とさらに深く落ち込んでいく感情を読み取ることが出来ます。
なにをやっても上手くいかない・・・。
誰もが共感できる感情の一つですね。
落ち込んでても道などない!と心に決めた主人公が立ち上がる
あー、誰にもないものを
持っていたいのにな
無理矢理に抱きしめてた
心を今解いて引用:あいみょん「愛を知るまでは」
Aメロ、Bメロで落ち込んでいく感情に火を点し、抑えていた感情を爆発させていく姿が想像できます。
サビへと向かう力強い感情が歌詞に現れ、あいみょんらしさが一番感じ取れます。
涙を流しても立ち上がり、苦しい現実をも受け入れていく姿が…
優しい心を持ちたいのだけれど
時にはがむしゃらに怒って
涙は真に受け止める
愛を知るまでは死ねない私なのだ!
導かれた運命辿って
今日も明日も生きて行こう引用:あいみょん「愛を知るまでは」
「愛を知るまでは死ねない私なのだ!」
サビの中で最も強く表現され、諦めないと心に誓い、歌うことによって身体に刻み込むような姿が浮かびます。
サビからは、どんな困難が訪れようとも乗り越えていこうとする感情も考察できますし、思わず、拳をギュッと握り締めるような感情になります。
まるで暗いトンネルに光がさしたような展開が見えてきますね。
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