今回は、back numberの人気曲『最深部』の歌詞の意味を解釈したいと思います。
この曲は、アルバム『MAGIC』に収録されている曲なのですが、タイトルの読み方も気になるところですよね。
というわけで、気になる「最深部」の読み方と合わせて歌詞の意味について解釈していきたいと思います。
back number「最深部」とは?読み方は?
タイトルの『最深部』、読み方はさいしんぶと読みます。
この曲は、buck numberのアルバム『MAGIC』の一曲目に収録されています。
「最深部」の意味は、漢字からも想像できますが、それ以上奥に進めない、一番奥の部分という意味です。
海の深いところや穴の底など、深くて暗いところをイメージさせられますね。
このタイトルにはどんな意味が込められているのでしょうか。
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それぞれフォトブックもついており、ボリューム満点の内容となっています。
back number「最深部」歌詞の意味を解釈!
タイトルの「最深部」とは何を意味するのでしょうか。
歌詞からひも解いていきましょう。
「最深部」Aメロ・歌詞の意味
ここまでおいでよ
君がまだ知らない話をしよう
言い換えればまだ知らない
フリしている醜い
そして美しい君がいるから引用:「最深部」作詞/清水依与吏
君がまだ行ったことがないほど深いところに、僕はいます。
君は知らないふりをしているだけで、本当は僕の存在を知っているはず。
わざと知らん顔をしている君の姿は醜く、でも美しくもあります。
そっちじゃないよ
君はずっと違う場所を探してる
そこに僕はいないんだ呼んでるのに
もういいだろ 頭の中
記憶の中でもない
もっともっと近いとこなのに引用:「最深部」作詞/清水依与吏
君はずっと僕の姿を探しています。
だけど、君は全然違う方向に向かっていて、僕の声は聞こえていないようです。
僕は君の頭の中でも、記憶の中でもない、もっともっと近くにいるのに、どうして気づいてくれないのでしょうか。
「最深部」サビ・歌詞の意味
最深部で悲鳴とSOSが
もしかしてそれで
笑えているつもりかい
最深部で悲鳴とSOSが
飲まれただけだろう 人の海に引用:「最深部」作詞/清水依与吏
君の心の中の一番奥底では、悲鳴とSOSが聞こえています。
君が笑おうと顔を引きつらせても、無理していることは分かっています。
大勢の人の大きな波に飲まれて、君の本当の声が書き消えているのでしょう。
「最深部」2番Aメロ・歌詞の意味
彩る 担う それはとても
綺麗な模様の鎖
耐える事が未来の為だからと
まぁそうだね 長い目で見れば
そうかもしれないね
あと150年生きるなら引用:「最深部」作詞/清水依与吏
君は鎖に縛られているようです。
それはカラフルで、美しい模様で、引きちぎるのは難しそうです。
このまま鎖に縛られるのに耐えるのは、きっと未来のためになるでしょう。
ですが、その苦労が報われる未来はいつ来るのでしょうか。
「最深部」2番サビ・歌詞の意味
最深部で悲鳴とSOSが
誰かの望む君にでもなったつもりかい
最深部で悲鳴とSOSが
合わせただけだろう 帳尻を引用:「最深部」作詞/清水依与吏
心の奥底には、泣いている君がいます。
君は、そんな自分の心の声に耳を傾けず、誰かの望み通りになって満足したつもりになっています。
心の叫びも、合わない歯車も無視して、無理やり帳尻合わせているだけです。
「最深部」Cメロ・歌詞の意味
耳を塞いでも無駄さ
だって僕は 君の心の声だからさ引用:「最深部」作詞/清水依与吏
君が耳を塞いでも、僕の声は届くでしょう。
なぜなら僕の声は外から聞こえてくるわけではないからです。
僕は君の心の声。
君に直接語り掛けているのです。
「最深部」ラスサビ・歌詞の意味
最深部で悲鳴とSOSが
もしかして旅にでも出ているつもりかい
最深部で悲鳴とSOSが
忘れただけだろう最深部で悲鳴とSOSが
最深部で悲鳴とSOSが忘れただけだろう 帰る場所を
引用:「最深部」作詞/清水依与吏
心の声を聞こえないふりして、本当の自分から逃れたつもりなのでしょうか。
逃れたつもりが、自分を見失っているだけではないのでしょうか。
最深部で響くこの声が、本当の君の帰る場所に導いてくれます。
back number「最深部」歌詞の意味は? まとめ
最深部とは、心の一番奥底の本当の気持ちを表しています。
君は無理して笑ったり、不必要な苦労を強いられたりしています。
もう限界なはずなのに、心の声に耳を閉ざし、無理に頑張り続けようとしています。
だけど、君は本当はSOSを発していて、それに耳を傾けなければなりません。
自分の人生は他の誰のためでもなく、自分のため。
誰かの望み通りになることを目指したり、自分を無理に縛ったりすることはないのです。
何かに縛られたり、周りに決めつけられたり、息苦しく感じて自分が分からなくなるときや、自分が本当はSOSを発していることに気づいていないとき。
そんなときは、心の声に耳を傾けてみる必要があります。
苦しいとき、そこから脱する勇気とヒントをくれる、そんな楽曲に感じます。