数々のCMやドラマ、映画のタイアップで大人気のバックナンバー(back number)!
今回はそんな彼らの人気曲『SISTER』の歌詞の意味について考察していきたいと思います。
また、この楽曲が「あの有名な曲に似ているのでは?」という、気になる噂についても調査してみましたので、併せてご覧下さい!
バックナンバー「SISTER」はどんな曲? PVは?
この『SISTER』は、『ヒロイン』の後にリリースされた楽曲で、大塚製薬の『ポカリスウェット』のCMにも起用されています。
メンバーは「このポカリスウェットのCMソングをいつか歌ってみたかった。」という思い入れがあったようで、念願叶ったタイアップになっています!
またプロデューサーには、YUKI、Superfly、ゆず、エレファントカシマシ、絢香、米津玄師なども手がけ蔦谷好位置氏が参加するなど、これまでの勢いを加速させる作品になっています!
MVは、毎日の仕事に頑張る女性を描いた作品になっているようですね。
出演している女優は森川 葵さん、その上司役に賀来賢人さん!
MVの内容も楽曲ともリンクしていて、ドラマのような世界観で見ることができます!
動画投稿サイトにはフルバージョンがないので、こちらでフルを聞くことができます。
爽やかな疾走感のある雰囲気はそのままに、澄んだ声がいい感じです!
「SISTER」はあの曲に似てる?
そんな『SISTER』にはある噂があるんです。
それは、竹内まりあ さんの「シングルアゲイン」に似ている。とのことなのですが…?
あの往年の名曲に似ているとはいかに…
まずはその「シングルアゲイン」を聴いてみましょう!
といってもカバーしかなかったのでm(_ _)m
そちらをどうぞ↓
うーん…
確かに似ているような…と言う感じですね(笑)
多分サビの始まりの音程が似ているからそういった印象になっているのだと思いますが…全体の雰囲気も全く違う曲ですね(笑)
しかし、これは「あの有名な曲に似てる!」と言われるくらいにまで、たくさんの人が聴いていると言うことではないでしょうか?
バックナンバーが如何に幅広い年代の方にも聴かれているのかが分かる、嬉しい噂のような気もします!
バックナンバー「SISTER」歌詞の意味を考察。
MVで描かれた毎日頑張る等身大の女性、そしてこの楽曲の『SISTER』と言うタイトルが意味する内容と一体なんのでしょうか?
誰もが経験する社会の辛さや、寂しさの中にバックナンバーが仕掛けた言葉の意味を考察していきます!
バックナンバー「SISTER」Aメロ 歌詞の意味
無神経なタイミングで
降り出して街を濡らす雨
君は気付かないふりして
高く帆を張って渦の中へ引用:「SISTER」作詞/清水依与吏
「無神経なタイミングで 降り出して街を濡らす雨」
急にに降り出した雨を連想させます。
そんな街の中を「気づかないふり」=「傘もささずに」と言う事ではないでしょうか?
一人の女性が駆けていく様子が浮かんできます。
とっておきのアイデアは
無機質な言葉で蹴飛ばされ
君は気にしないふりして
笑ってもっと渦の奥へ引用:「SISTER」作詞/清水依与吏
「とっておきのアイデアは 無機質な言葉で蹴飛ばされ」
仕事で用意した資料や、考えたプレゼンが却下されたのでしょうか?無機質なと言うワードが少し冷たい社会を表しているように感じます。
そんな時でも、歯を食いしばるようにして、気にしないフリをしているのでしょうね。
そんな社会を一言、「渦」と比喩しているように思えます。
ちょっと胸が痛くなります…(笑)
バックナンバー「SISTER」Bメロ 歌詞の意味
戦う為に理解して
砕いて本当は痛くて
目を閉じて自分に
大丈夫 言いきかせた引用:「SISTER」作詞/清水依与吏
無機質な言葉でも、こう言う時は「自分のために言ってくれている」と言い聞かせてでも、受け入れようとしますよね。
そうして社会の中で成長をしようとする姿を「戦うため」と表現しているように思います。
「目を閉じて自分に 大丈夫 言いきかせた」
悔しくて、情けないと感じるそんな自分の気持ちを押し殺して「大丈夫」と言って1日を終える。
MVでも鏡に映った自分にそう言い聞かせて、ベッドに入る女性が描かれています。
バックナンバー「SISTER」サビ 歌詞の意味
風の無い空に飛び出して
乾いた海を泳いで傷ついてまた
君はまた光を放ってゆく
負けないで
君が瞬きで隠した
痛みをその想いを
ああ 僕は知っているから引用:「SISTER」作詞/清水依与吏
「風の無い空に飛び出して 乾いた海を泳いで傷ついて」
風はなびくから気持ちが良くて、海は波の音や潮の匂いが癒してくれると言うイメージを、全て無くした表現にしていると思います。
そんな何もない場所で傷つきながらも、また頑張る姿を応援している誰かがいるようですね。
毎日彼女を見ている存在が、彼女は気づいていないけれど確実に近くにいる。
そんな事を彼女に伝えたい場面に思えます。
バックナンバー「SISTER」2番Aメロ 歌詞の意味
降りかかった憂鬱は
洗ったって落ちてはくれなくて
君は構わないふりして
速度を上げもっと先へ引用:「SISTER」作詞/清水依与吏
どんな辛いことがあっても全て「構わないふり」をする姿を連想させます。
自分に辛いことがあっても、「頑張らないといけない」と鞭を打つように頑張っているように思えます。
こう言う時は、なぜか自分一人で頑張っているように思えてしますものです…
この「降りかかった憂鬱」と言う言葉がどんよりした空も感じさせますね。
バックナンバー「SISTER」2番Bメロ 歌詞の意味
綺麗なままじゃ辛くて
優しさはいつもあだになって
滲んでいく自分に
大丈夫 言いきかせた引用:「SISTER」作詞/清水依与吏
「綺麗なままじゃ辛くて」は「汗をかいていない自分」と言うことでしょうか?
何か必要以上に頑張る自分じゃないとダメだ、とでも思ってしまっているようにも取れますね。
こんな時一番誰が自分を救ってくれる存在なのでしょうか…
それでも、自分には「大丈夫」と言い聞かせる姿がどんどん狭く、暗い時間にも思えてきます。
バックナンバー「SISTER」2番サビ 歌詞の意味
目指した雲はずっと高くて
夢見た島は遥か遠い
場所だと知ってて
分かってて踏み出してきたんだから
負けないで君が瞬きで
隠した痛みをその想いを
ああ 僕は知っているから引用:「SISTER」作詞/清水依与吏
「そんな甘い世界じゃないと分かって飛び込んだ社会、そこに自分は今いるんだと」何か自分に言い聞かせる内容になっています。
それでも、一人抱える自分にエールを送る存在。
自分の想いを自分に言い聞かせているような言葉にも感じます。
バックナンバー「SISTER」歌詞の意味
地下鉄の窓に映り込む
疲れ切った逆さの君が
君の為にこの歌を歌ってる引用:「SISTER」作詞/清水依与吏
「地下鉄の窓に映り込む 疲れ切った逆さの君」
窓に映る逆さの顔=自分の顔
その存在がこの歌を歌っている…
そうなんです。自分の痛みも想いも分かってあげている存在、それこそが自分だったんです。
そしてラスサビでは、ついに辛さに耐えきれなくなった姿が見えますね。
でも、今の時間は無駄にはならないと教えてくれています。
その存在もまた自分なのでしょうね。
風のない空に飛び出して
乾いた海を泳いで傷ついてまた
君はまた光を放っていく
負けないで君が瞬きで
隠した痛みをその想いを
ああ 僕は知っているから引用:「SISTER」作詞/清水依与吏
いい事がないと思えるような場所でも、自分らしさを見つけて頑張っていく。
きっと隠した痛みも想いも自分は分かっている、だから強く見せる必要もないし、気にしないフリもしなくていい。
鏡ごしに自分が自分にそう言い聞かせると同時に、これからの希望も感じさせる雰囲気も感じるラストでした。
バックナンバー「sister」歌詞の意味 まとめ
引用:https://www.hmv.co.jp/newsdetail/article/1807301001/
バックナンバーの『SISTER』を考察してみましたが、いかがでしたか?
社会の渦の中で苦しみ頑張る自分。この自分の痛みを知る存在、自分に負けないでと言っている存在、それが鏡に映った自分だったという内容でした。
タイトルの『SISTER』は、直訳すると姉妹=もう一人の自分 という意味だったのではないでしょか?
自分を奮い立たせるきっかけや、言葉は周りの仲間からもらう事はできますが、いざ立ち上がる時は自分の力じゃないと立ち上がれません。
そんな自分の中に秘めたパワーや想いと、このストレス社会に対しての皮肉も込めた歌だったようにも思えます。
作中にあった「君が費やしたすべてが 意味を持つその時まで」という言葉が、辛く長い道の先にある希望をも感じさせるので、この歌詞に共感しながら、同時に勇気をもらうリスナーも多いのではないでしょうか。