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米津玄師『メトロノーム』歌詞の意味を解釈!MVの画像イラストは200枚!

米津玄師・メトロノーム・歌詞・意味

CMやドラマの主題歌などで大人気の「米津玄師」さん。

今回はそんな彼の人気曲『メトロノーム』の歌詞意味考察していきたいと思います!

 

音楽を奏でるには一番大事な『メトロノーム 』

同じテンポを刻むこの『メトロノーム』に込めた米津さんの想いも一緒に紐解いていきましょう。

米津玄師「メトロノーム」はどんな曲?

米津玄師さんの3rdアルバムBremen収録されている楽曲です。

MVはアニメーションでの構成になっていますね。

 

この『メトロノーム』、シングルカットはされていないのにも関わらず、かなりの人気がある楽曲になっています。

理由はその歌詞の切なさと、その世界観を本人が描いたアニメーションMVにあります!

「メトロノーム」MVの画像イラストは200枚!

米津玄師・メトロノーム・歌詞・意味

1人の女の子がメインに描かれたMV。

その作画は米津さんご本人によるものなんです!

これだけでもびっくりなプロモーションなのですが、その画像イラスト枚数は200枚

そして「徳島国際短編映画祭」でも上映されるなどMVの枠を超えた作品になっています。

 

楽曲のみならず、MVまで自分で作っちゃうその拘りの強さ!

私も見習わないといけません…(笑)

それにしても、このMVの中で出てくる少女。

その姿が一瞬怖い姿に何度も変わるんです。

これはこの歌詞の世界と何か関係があるんでしょうか…

アルバム「Bremen」にはCMソングも収録。

 

楽曲の紹介の前に、この『メトロノーム 』が収録されいるアルバムBremen

こちらがアルバムのCM。

小栗旬さんが出演した「ニコンD5500」のTVCMに“Flowerwall”が用いられたことがきっかけで、アルバムのCMのナレーションも小栗さんが担当し、話題になりました。

 

その他の収録曲にもCMタイアップ曲が多く、オリコン、Billboard JAPAN、iTunesなどヒットチャートのアルバム部門で初登場1位を獲得するなど米津玄師語るには外せない作品になっています。

米津玄師「メトロノーム」歌詞の意味を考察

先ほど「切ない歌詞」と少しフライング気味に話しましたが(笑)この曲はゆっくりとしたテンポで作られています。

手拍子が印象的な曲は、閉じられた目が涙を流す一枚のイラストから始まります。

 

この1枚目のイラストの意味する物語の内容とは・・。さっそく見ていきましょう!

米津玄師「メトロノーム」Aメロ歌詞 意味

初めから僕ら
出会うと決まってたならば
どうだろうな
そしたらこんな日がくることも
同じように決まっていたのかな

引用:「メトロノーム」作詞/米津玄師

 

物語の始まりは、すでに終わりを意味しているような歌詞の走り出しになっていますね。何かが起きた後のことを少し悔いているような、そんな感じがします。

 

「出会い」は幸せの始まりに感じますが、同時に「終わり」をも意味するものです。

それが決まっているとは思いたくはないですが、必ず来るその瞬間をすでに感じているような一節です。

 

タイトルでもあるメトロノームが一つ、寂しげに時を刻んでいるシーンが目に浮かびます。

米津玄師「メトロノーム」Bメロ 歌詞の意味

ずっと叶わない思いばかりを
募らせていては
互いに傷つけ合って
責め立て合った

ただ想ってただなんて
言い訳もできずに
去り行く裾さえ
掴めないでいた
弱かった僕だ

引用:「メトロノーム」作詞/米津玄師

 

すれ違う日々を感じさせます。最後に「去り行く裾さえも掴めないでいた 弱かった自分だ」と言っていますね。

 

これは別れを連想させますが、お互いに別々の道を歩くことにした別れなのか、それとも最期の別れを意味しているのか…

 

今の時点では分かりませんが、深い後悔のような、自分に対する無力さを強く思っているように感じますね。

この時の二つのメトロノームは、すでに違うテンポで動いていたんでしょうね。

米津玄師「メトロノーム」サビ 歌詞の意味

今日がどんな日でも
何をしていようとも
僕はあなたを探してしまうだろう
伝えたい思いが
募っていくまま
一つも減らない僕を
笑い飛ばしてほしいんだ

引用:「メトロノーム」作詞/米津玄師

 

すでに見えなくなってしまった相手対しての気持ちに切り替わります。

後悔って、取り返しがつかなくなってからしてしまいますよね…

 

大事なものほど当たり前になってしまうと、その大きさに気づかなくなってしまうものです。

 

この物語の彼は、そんな自分は笑われてもいいから、もう一度何かを取り戻したいと言っているように思えますね。

米津玄師「メトロノーム」2番Aメロ 歌詞の意味

味気ない風景だ
あなたがいないのなら
どんな場所だろうと
出会う前に戻っただけなのに
どうしてだろうか何か違うんだ

引用:「メトロノーム」作詞/米津玄師

 

このシーンでは場所を指していますが、似たシーンに私はを思い浮かべました。

 

好きな人と食べる味と、1人で食べる味って違う味に感じる時ありませんか?

よく「料理は誰と食べるか」なんて言いますが、全く同じはずなのに1人だともの寂しく感じてしまいますよね。

 

この場面も言ってしまえば元に戻ってしまっただけなのに、それが逆に不自然に感じてしまっている、ということなんでしょうね。

米津玄師「メトロノーム」2番Bメロ 歌詞の意味

きっと僕らはふたつ並んだ
メトロノームみたいに
刻んでいた互いのテンポは
同じでいたのに
いつしか少しずつ
ズレ始めていた
時間が経つほど
離れていくのを
止められなくて

引用:「メトロノーム」作詞/米津玄師

 

ここで2人の価値観や気持ちをメトロノームに例えて表現していますね。

メトロノームを二つ並べた時に自然とテンポが変わってくる現象って実際にあるんです。

 

理由はたくさんあるんですが、作られたメーカーが違ったり、同じメーカーでも誤差の範囲でも長時間動かしていると段々とズレてくるそうです。

 

そして、一度落としてしまったメトロノームは、もう二度と同じテンポを刻むことができなくなるそうです。

偶然か意図的か、この物語の二つのメトロノームに似ているような気がしませんか?

米津玄師「メトロノーム」2番サビ 歌詞の意味

これから僕たちは
どこへ行くのかな
全て忘れて生きていけるのかな
あなたが今どんなに幸せでも
忘れないで欲しいんだ
僕の中にはいつも

引用:「メトロノーム」作詞/米津玄師

 

僕の中にはいつも』で途切れる最後が、悲しさを倍増させる一節ですね。ちょっと女々しいような気持ちにも見えますが…

 

違うテンポを刻んでしまったメトロノームは、もう二度と同じテンポには戻れないのでしょうか。

 

同じテンポに見えていただけで、そもそも違うテンポで動いていたのか。そんな気持ちの中でも相手の幸せを願う切ないシーンに見えます。

米津玄師「メトロノーム」Cメロ 歌詞の意味

すれ違って背中合わせに歩いていく
次第に見えなくなっていく
これからも同じテンポで
生き続けたら
地球の裏側でいつか
また出会えるかな

引用:「メトロノーム」作詞/米津玄師

 

これは実質的な距離ではなく、長い時間を『地球の裏側』と表しているのではないでしょうか。

違うテンポになってしまっても、元から違うテンポだったとしても、自分が今まで通り変わることのないテンポ(気持ち)でいたらもう一度また同じテンポで生きていけるんじゃないか。

 

物語はラストシーンに入ります。

米津玄師「メトロノーム」ラスサビ 歌詞の意味

今日がどんな日でも
何をしていようとも
僕はあなたを愛してしまうだろう
伝えたい思いが
募っていくまま
一つも減らない僕を
笑い飛ばしてほしいんだ

あなたがいてほしいんだ

引用:「メトロノーム」作詞/米津玄師

 

今まで少しオブラートに包んでいた表現が、すごく具体的に素直に伝えられていますね。

どうしても忘れられないから、恥を覚悟でももう一度やり直したい。また同じテンポを刻みたい

 

物語の終わりから始まりましたが、最後までその思いは叶わぬまま…という感じがしますね。

そこがこの歌の切なさを助長させますが、同時にこの先の二人も気になる終わりにも思えます。

 

そうすると最後の『あなたがいてほしいんだ』の言葉が、今から少しづつまた同じテンポを刻む二人を想像させるように感じます。

米津玄師「メトロノーム」歌詞の意味は? まとめ

米津玄師・メトロノーム・歌詞・意味

米津玄師さんの『メトロノーム』。いかがだったでしょうか?

 

アルバムの収録曲なのに本人がアニメーションのMVを作ってまで伝えたかった強い思い、感じていただけましたでしょうか?

 

途中、「メトロノームは同じテンポをもう刻むことが出来ないのか?」と書きましたが、実はメトロノームは違うテンポから同じテンポに『同調』してくる時があるんです。

 

その条件は、同じ場所にいる事が大前提なんです。

上下の振り子が揺れて一定のリズムを刻むメトロノームは、その立つ台にも力が働いているんです。

 

揺れているメトロノームの横に、もう一つのテンポの違うメトロノームを置いたとしましょう。

同じ台に働く力がメトロノームの振り子の遠心力に少しづつ作用し、二つがだんだん同じ力に揃ってくるという原理だそうです。

理系ではない私には理解が難しい話ですが(笑)

きっと意図的にこのメトロノームの原理この物語の二人にも重ねているのではないでしょうか。

 

一度違うテンポ(気持ち)になってしまったとしても、どちらかが変わらないでいることで長い年月は必要になるけれど、きっとまたピタッと合う時が来る。

それを恋愛に例えた歌だったのではないでしょうか。

だとしたら、やはりこの歌の終わりの言葉にはきっと明るい未来が待っているように感じますね。

 

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