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Ado『夜のピエロ』歌詞の意味を解釈【孤独・劣等感と戦う人へのエール】

Ado「夜のピエロ」歌詞の意味を解釈

今回はAdoの楽曲「夜のピエロ」の歌詞の意味について考察していきたいと思います。

「夜のピエロ」はドラマ「初情事まであと1時間」の主題歌になっていて、この楽曲がAdoにとって初めてのドラマタイアップです。

この曲の歌詞にはどのような意味が込められているのか、早速見ていきましょう。

 

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Ado「夜のピエロ」はどんな曲?

Ado『夜のピエロ』歌詞

街灯は消えてく
孤独な夜が誘う

騒がしい日々の眩しさに
今日を演じてる
憧れと好奇心
眩み 目は霞んでゆく

退屈な自分は
窮屈な日常は 忘れ去って
踊るナイトタウン

もう慢性的な不感症
未体験 街を抜け出そう
鏡とその面影
でも あどけなくて

サヨナラを告げた
自分を嘲笑った
これでいいんだ
止まった終電

いつか忘れてた この夢も
日々の幻想に消えてゆく

ネオンが夜を飲み干す
苦いだけの空き缶に
掃き溜めた劣等
冷たく胸を焦がす
独り孤独を吐いた

煌めく街の明かりは
色を変えて
蔑んでる 部屋にポツリ
虚ろな光は通り過ぎて
影となった
夜に沈む

夜明けは微かなメランコリー
朝が怖いんだ
蓋をする思考力
酔えず吐いたアルコール

理由もない不安が
胸に押し寄せるんだ
溺れそうだ
足掻くだけの日々

使い捨てのような毎日に
ただ踊るだけのエキストラ

ネオンが夜を飲み干す
苦いだけの空き缶に
掃き溜めた劣等
冷たく胸を焦がす
独り孤独を吐いた

煌めく街の明かりは
色を変えて
蔑んでる 部屋にポツリ
虚ろな光は通り過ぎて
影となった
夜に沈む

笑い笑われるピエロ
街灯は消えて夜に沈む

引用:Ado「夜のピエロ」作詞作曲/biz

 

夜のピエロ』はAdoさんが2021年6月14日にリリースした配信限定シングルです。

今楽曲は7月27日スタートのMBSの深夜ドラマ「初情時まであと1時間」の主題歌に起用されました。

切なく自虐的な歌詞をキャッチーなメロディに乗せた楽曲になっています。

今楽曲についてAdoさんは以下のようにコメントしています。

Adoコメント

ドラマの主題歌に選んでいただき本当にありがとうございます。ボカロPさんの音楽でこうして活動できることは何よりも嬉しいです。

これからもより多くの方にボカロPさんの音楽を、そしてVOCALOIDの文化を知っていただけるよう精進してまいります。

引用元:https://www.mbs.jp/hatsu-jouji/music.shtml

ドラマ「初情事まであと1時間」とは?

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ドラマ『初情事まであと1時間』は、恋人たちが結ばれる直前1時間を赤裸々に描き出す、究極の恋愛オムニバスドラマです。

1話完結のドラマで毎回実力派俳優が年齢、背景の違うカップルを演じます。

不器用だけど愛おしい恋人たちの恋愛模様を切なく、そして可笑しく描いた作品です。

Ado「夜のピエロ」の歌詞の意味を解釈

独特の世界観を演出し、新曲をリリースするたびに大きな話題になるAdoさん。

夜のピエロ」ではどんな世界観を描いているのでしょうか。

それでは歌詞の意味について考察していこうと思います。

「夜のピエロ」Aメロ歌詞の意味

街灯は消えてく
孤独な夜が誘う

騒がしい日々の眩しさに
今日を演じてる
憧れと好奇心
眩み 目は霞んでゆく

退屈な自分は
窮屈な日常は 忘れ去って
踊るナイトタウン

引用:Ado「夜のピエロ」作詞作曲 / biz

舞台は夜の都会です。

夜道を歩きながら一つ二つ街灯が消えていく様は、主人公の孤独を一層強めていきます。

眩しく騒がしい街・東京で生きる主人公はかつては都会に対して憧れや好奇心を抱いていたのですが、今では日々やるべきことをこなすだけで精一杯です。

 

スピードの速い都会で厳しい社会を生き抜くためには、本音を押し殺し、自分を取り繕うこともあるでしょう。

以前は輝かしい街でキラキラした毎日を送ることを期待していましたが、今では周りと同じように「自分」を演じながら生きています。

「夜のピエロ」のMV冒頭では主人公が渋谷のスクランブル交差点にぽつりと立っています。

これは20時以降静まり返る現在の渋谷を描いているといわれています。

「窮屈な日常」を生きる「退屈な自分」は忘れ去り、灯りが消えた真っ暗な街で「本来の自分」に戻って踊る主人公。

「夜のピエロ」になったような気分で、人目もはばからず、オーバーアクションでおどけるピエロのように自由気ままに踊ります。

「夜のピエロ」Bメロ歌詞の意味

もう慢性的な不感症
未体験 街を抜け出そう
鏡とその面影
でも あどけなくて

サヨナラを告げた
自分を嘲笑った
これでいいんだ
止まった終電

いつか忘れてた この夢も
日々の幻想に消えてゆく

引用:Ado「夜のピエロ」作詞作曲 / biz

何をやっても心が動かない状態が続いている主人公は、夜の間だけでも光り輝く街から抜け出す決心をします。

鏡に映る自分はまだ未熟で、煌びやかな世界から逃げ出した自分を嘲笑います。

自分は光り輝く側の人間ではない、でもそれでいいんだと自分に言い聞かせる主人公。

かつて抱いていた夢も慌ただしい日々の中に消えていきましたが、現実を受け入れ我が道を進もうと悟ったようにも感じます。

「夜のピエロ」1番サビの意味

 

ネオンが夜を飲み干す
苦いだけの空き缶に
掃き溜めた劣等
冷たく胸を焦がす
独り孤独を吐いた

煌めく街の明かりは
色を変えて
蔑んでる 部屋にポツリ
虚ろな光は通り過ぎて
影となった
夜に沈む

引用:Ado「夜のピエロ」作詞作曲 / biz

煌びやかなネオンを眺めながら苦いだけで酔えなかったビールの缶を持ち、虚しさ、孤独、劣等感に苦しむ主人公。

仲間に囲まれ人生を謳歌する人たちを嘲笑う一方、羨ましさを感じずにはいられません。

帰宅した部屋は一層暗く、時折ネオンライトが入り込むだけです。

その明かりも消え去り真っ暗になったため主人公はベッドに沈んでいきます。

 

▼2番の歌詞の考察へ▼

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