今回は、あいみょんの「あなたのために」の歌詞の意味について、解釈&考察していきたいと思います。
「あなたのために」は、テンポのいいマーチとそのメロディーが印象的な曲。
でも歌詞には明るい曲調とは真逆の苦しい心情が描かれているんです。
果たしてこの歌詞には一体どんな意味が込められているのでしょうか?
当サイトては積極的にコメントを募集しています。
考察内容に「共感できた」「共感できなかった」など何でも構いませんので、あなたの声をお寄せください。
※意見主張の場として、興味のある方はご参加くださいませ。
あいみょん「あなたのために」はどんな曲?
あいみょん『あなたのために』歌詞
あなたのためについた嘘
あなたのために変えた過去
あなたのために泣いた夜
あなたのために悩んだ今日あなたのために 作ったチョコ
あなたのために待った時間
あなたのために笑った朝
あなたのために願った明日手を振って別れて
まるでまた今度
すぐ会うみたいに
風が強く吹くたびに
邪魔くさいものあなたのためにのばした髪は
今では傷んで枝分かれて
今週末切ろうと思うの
もう誰のものでもないわたしあなたはきっと分かってた
わたしの重さに気づいてた
時々わたしも気づいてた
あなたのうんざり伝わってた腕を掴んで 首振って
まるで駄々をこねる
子どもみたいに
涙と絡まって
邪魔くさいものあなたのために覚えたメイク
今では枯れた砂漠のように
涙流しても乾いてしまう
もう誰にも求められないわいい加減に忘れて
早くこの匂いにも慣れたい
嫌いと投げた携帯には
好きとしか書いてないのになあなたのためにのばした髪は
今では傷んで枝分かれて
今週末切ろうと思うの
もう誰のものでもないわたしもう誰のものでもないわたし
あなたのためについた嘘は
わたしのため引用:「あなたのために」作詞作曲/あいみょん
あいみょんの「あなたのために」は、5枚目のシングル「マリーゴールド」に収録されてる楽曲。
誰しもが一度は感じたことのある感情。そして、あいみょんらしい、独特の表現も組み込まれている歌詞になっています。
切なくて、一途な想いを感じさせてくれる一曲です。
この曲について、あいみょん自身はこんなツイートも↓
「あなたのために」は3年前に作った曲。「貴方のため」は結局いつも自分のためだったなぁ。
— あいみょん (@aimyonGtter) August 11, 2018
この言葉が意味する「貴方のため」は、結局自分のためとは、どういうことなのでしょうか?
あいみょん「あなたのために」歌詞の意味は?
ここからは「あなたのために」の歌詞の意味に注目しながら、考察をしていきたいと思います。
「あなたのため」にしたこと全てに、どんな意味が込められているのでしょうか?
「あなたのために」Aメロ 歌詞の意味は?
あなたのためについた嘘
あなたのために変えた過去
あなたのために泣いた夜
あなたのために悩んだ今日引用:「あなたのために」作詞作曲/あいみょん
「あなたのためについた嘘」に、あなたへの精一杯の愛情を感じますね。
あなたのためなら、たとえ過去であっても変えてみせる。
涙も、苦悩ですら、すべてあなたのために費やしてきた「私」。
あなたのために 作ったチョコ
あなたのために待った時間
あなたのために笑った朝
あなたのために願った明日引用:「あなたのために」作詞作曲/あいみょん
「あなたのために 作ったチョコ」は、誰よりも大好きなあなたへのプレゼント。
あなたのために過ごした時間や忘れられない思い出が「私」のすべてだったことを感じさせますね。
「あなたのために願った明日」は、あなたの未来でさえも、願わずにはいられないという強い愛。
愛する人で毎日が埋め尽くされていく感情は、とても共感できますよね。
何をしていても、あなたのことを考えてしまう「私」は、恋をしている時の自分と重なってみえるんです。
「あなたのために」Bメロ 歌詞の意味は?
手を振って別れて
まるでまた今度すぐ会うみたいに
風が強く吹くたびに
邪魔くさいもの引用:「あなたのために」作詞作曲/あいみょん
「まるでまた今度すぐ会うみたいに」という部分が、いつもの別れのように、何もなかったかのようにさよならをしてほしい、終わりを直視できない「私」。
「風が強く吹くたびに 邪魔くさいもの」とは、風になびく髪がからまっていくように、あなたに対する思いも邪魔くさいものでしかなかったのかもしれない…
「あなたのために」サビ 歌詞の意味は?
あなたのためにのばした髪は
今では傷んで枝分かれて
今週末切ろうと思うの
もう誰のものでもないわたし引用:「あなたのために」作詞作曲/あいみょん
「あなたのためにのばした髪は」という、「長い髪が好きなあなた」への想い。
「今では傷んで枝分かれて」の部分が、あなたと離れた時間を感じさせます。
「今週末切ろうと思うの」と、「髪=あなた」を断ち切る決意を感じますね。
何もする気になれない時期を経て、ふと自分を振り返って気づくこと…
もう「わたし」は誰ものものでも「あなた」のものでもないんだ、と再確認するんです。
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