ここでは、あいみょんの『満月の夜なら』の歌詞の意味について、考察・解釈をしていきたいと思います。
『満月の夜なら』は、あいみょん4枚目となるシングル曲で、リズム感のある アコギのストロークが気持ちの良いナンバーです。
そして、なんとも意味深な表現の歌詞に、思わず引き込まれてしまいますね。
”アイスクリーム”という表現にはどんな意味が込められているのか?
そしてスパンコールって一体何のことなのか…。
できるだけリアルに考察していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
当サイトては積極的にコメントを募集しています。
考察内容に「共感できた」「共感できなかった」など何でも構いませんので、あなたの声をお寄せください。
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あいみょん「満月の夜なら」はどんな曲?
君のアイスクリームが溶けた
口の中でほんのりほどけた
甘い甘い甘いぬるくなったバニラ
横たわる君の頬には
あどけないピンクと更には
白い深いやばい神秘の香りもしも今僕が君に触れたなら
きっと止められない最後まで溶かして燃やして潤してあげたい
次のステップは優しく教えるよ
君とダンス二人のチャンス
夜は長いから
繋いでいて離れないでいてディープな世界夜は魔界
暗いルームではルールなんてない
君のさりげない相槌だって
僕は見逃さない
イエスかノーかは別として
君の声仕草が物語る
心踊る夜彩る指が触れるもしも今二人の指先が強く絡み
熱く離れないと分かったなら溶かして燃やして潤してあげたい
次のステップは言わずもがな
わかるでしょう
君とダンス二人のチャンス
夜は長いから
繋いでいて焦らないでいて甘いアイスクリーム
体温を上げる小さなスクリームが
ラブリー耳元を狂わすよラブリー
淡いルームライト
ピンクの頬が杏色に照らされて
スパンコールのように弾けて溶かして燃やして潤してあげたい
次のステップは優しく教えるよ
君とダンス二人のチャンス
夜は長いから
繋いでいて離れないで溶かして燃やして潤してあげたい
次のステップは言わずもがな
わかるでしょう
君とダンス二人のチャンス
夜は長いから
繋いでいて焦らないでいて引用:「満月の夜なら」作詞作曲/あいみょん
『満月の夜なら』は、あいみょん4枚目となるシングル曲で、リズム感のある アコギのストロークが気持ちの良いナンバー。
アルバム『瞬間的シックスセンス』にも収録されている楽曲です。
官能的な表現の数々に注目
『満月の夜なら』の特徴は、何といってもその官能的な歌詞。
だけど、実際には直接的な表現は一切していなくて、聴いた人の経験の深さによって感じ方が変わるというもの。
しかも、ただ意味深でアダルト(エロ)な感じというだけではなく、色気のあるカッコ良さが魅力ですよね。
それをアコギの持つ情緒的なリズム感で、さらっと聴かせるあたりがニクイです。
懐かしく、いい意味で古くさいようで…新しい。
「あいみょん」のセンスが際立つ曲調と歌詞になっています。
「満月の夜なら」歌詞の意味とは?
ここからは『満月の夜なら』の歌詞を徹底的に考察・解釈していきたいと思います。
独特の比喩表現を、紐解いてみたいと思います。
「アイスクリーム」が意味する距離感|Aメロ歌詞の意味
君のアイスクリームが溶けた
口の中でほんのりほどけた
甘い 甘い 甘い
ぬるくなったバニラ引用:満月の夜なら/作詞・作曲 あいみょん
「君のアイスクリーム」という部分がいきなり深いですよね。
おそらくディープキス的な状態なのでしょうが、実際にアイスクリームを交わしているかもしれませんし、”あるもの”を「アイスクリーム」という比喩をしているのかもしれません。
「君」から受け取った”温度感”を「ぬるくなったバニラ」と表現しているのではないでしょうか。
この部分だけで、2人の「肉体的な関係性」と「今の感情と状況」がなんとなくですが、想像できます。
横たわる君の頬には
あどけないピンクと更には
白い 深い やばい
神秘の香り引用:満月の夜なら/作詞・作曲 あいみょん
ここでさらに2人の状況が追加されます。
横たわる君が、少し恥ずかしそうに頬をピンクに赤らめてている様子。
「あどけないピンク」から分かるように、”君”はまだいろんな意味で「経験の少ない女の子」という事を現している気がします。
先ほどのアイスクリームの香りと、「君」の香りが相まって”神秘の香り”とは色気のある素晴らしい表現ですね。
少しずつ興奮と感情が高まって・・・・ヤバイ。
という心境でしょうか。
感情は最高潮|Bメロ歌詞の意味
もしも 今僕が
君に触れたなら
きっと止められない最後まで引用:満月の夜なら/作詞・作曲 あいみょん
感情は最高潮・・。
というか、すでにアイスクリームを交わしているほど、深く触れ合っているはず…。
なのに「触れたなら」という事は、「まだ触れていなかったの?」とも思ってしまいますが…
ここでの”触れる行為”は、感情の意味で触れるという表現な気がします。
これ以上先に進むと、もう「最後」まで止められません。
彼の願望と優しさ|サビ歌詞の意味
溶かして 燃やして
潤してあげたい
次のステップは優しく教えるよ
君とダンス 2人のチャンス
夜は長いから
繋いでいて 離れないでいて引用:満月の夜なら/作詞・作曲 あいみょん
これから始まる2人の時間。
「溶かして・燃やして・潤してあげたい」
彼の願望が現れています。
それと同時に、経験豊富な 彼の優しさも見えてきますね。
本当は、気持ちは燃え上がっているのに、
あえて冷静に大人っぽくリードしてあげる。
経験豊富な彼の色気が伝わってきます。
(※ちなみに「ダンス」は、直接的な表現で使われることが多く、S〇〇 を意味していたりします。)
「夜は長いから・・」←この言葉で全てがまとまりますね。
では2番へ続きます。
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