あいみょん「ハルノヒ」2番Aメロ・歌詞の意味は?
北千住駅を
ふわっと歩く藍色のスカート
いつになく遠く
遠くに見える加速する足音引用:「ハルノヒ」作詞作曲/あいみょん
1番の歌詞では、とても幸せそうな2人と、その未来への希望に満ち溢れた雰囲気が描かれていました。
ですが、2番の歌詞では何やら不穏な雰囲気・・。
いつものように北千住駅で待ち合わせをした2人。(もしくは、仕事から帰る ひろし を待っていた みさえ)
その帰り道、何だか 二人の距離が遠いように感じます。
きっと、ひろし が みさえ の機嫌を損ねるようなことをしたのでしょう。
もしくは、ちょっとした意見のすれ違いでケンカになってしまったのかもしれません。
おそらく、ふわっと歩く『藍色のスカート』は、道の先を行くみさえのスカートのことで、『加速する足音』は、いかに みさえ が怒っているか、表している部分だと思います。
男って、ついつい無神経な発言で、女性を怒らせてしまうんですよね。
素直じゃないと
いけないような気がしたよ引用:「ハルノヒ」作詞作曲/あいみょん
そして、ふっと我に帰ったとき、反省してこう思うのです。
でも、これってお互いに言えることで、「素直」って本当に大事なことですよね。
簡単なようで難しいことです。
「ハルノヒ」2番Bメロ・歌詞の意味は?
優しさに甘えすぎて
怯えすぎた男の背中に
てのひらを添えてくれるのは
もう前を歩く君じゃなきゃ
ダメだから引用:「ハルノヒ」作詞作曲/あいみょん
大切な人の存在は「大きな心の支え」になります。
しかし、時にはその優しさに甘えすぎて、それが 男をダメにしてしまうことも・・。
でも、どちらにしてもその優しさはとても大事なもの。
絶対に欠かせないものでもあります。
外では見栄をはって強そうにしていても、本当は 怯えながら、怖がりながら戦っているんです・・・。男って全然強くないんですよねm(_ _)m
だからこそ、女性の強さが必要で、その厳しくも優しいてのひらで背中を押してくれなきゃ、戦えないんですよね。
昨夜考えたんだ・・・その、お前にもしものことがあったらって・・・オレ、お前のいない生活なんて、考えられないや。ずっと元気でいてくれよな、みさえ。 pic.twitter.com/HDpsBAUleZ
— 野原ひろし☆ (@hiroshi_n_nohar) March 31, 2019
ここの歌詞での描写は、本当にリアルな表現だと思います。
それなりの経験をしてきた夫婦でないと、解らない感情だと思うのですが….。
「あいみょん ってどんな恋愛してきたの?」と思ってしまうくらい、素晴らしい表現ですね。
「ハルノヒ」2番サビ・歌詞の意味は?
どうか未来が
こちらに手を振ってほしい
日々の辛さと僕の体が
だらしなく帰る場所を
探し続けている
ほらもうこんなにも夕焼けいつかの灯り思い出すとき
大切に気づくのでしょう引用:「ハルノヒ」作詞作曲/あいみょん
1番の歌詞では、未来はこちらを覗いていました。
つまり「どんな未来が待っているのであろう?」という、希望と不安が混ざった好奇心にも似た感情だったはずです。
しかし2番では「こちらに手を振って欲しい」という、どうか明るい未来であってほしいという願いに変わっています。
この言葉に変わっている理由は、きっと困難に直面している状態だからなのでしょう。
仕事に追われ、自分を見失い、責任に押しつぶされそうなギリギリのところで戦っている、ひろし の背中が想像できます。
もしくは、先ほどの喧嘩が理由で、ひろしの帰りを待つ姿が、今はないのかもしれません。
だから、今は心が帰る場所を求めているのかもしれないですね。
困難に直面し、独りになって始めて気づく、大切さ・・。
いつか見た何気ない帰り道を照らす明かりが、それを思い出させてくれます。
「ハルノヒ」間奏~Bメロ③
焦らないでいい
いつか花束になっておくれよ
僕らは何も見えない
未来を誓いあった引用:「ハルノヒ」作詞作曲/あいみょん
そんな困難も試練も、人生においてはスパイスの一つ。
何も焦る必要はありません。
なぜなら、これらも含めて「見えない未来」を誓い合った二人なのですから。
それを繰り返しながら「家族という大切」を増やしていくのでしょう。
※ラスサビは、割愛します。
「ハルノヒ」アウトロ・歌詞の意味は?
住みなれた駅のプラットホーム
水色に挨拶
「おかえりなさい」と
小さく揺れる影を踏むシアワセ引用:「ハルノヒ」作詞作曲/あいみょん
ここでは、北千住駅ではなく「住みなれた駅」と表現されています。
これまでの歌詞はまだ、家族になっていない2人の話でした。
しかし、ここの歌詞では2人は家族になっているようですね。
住みなれた駅は「春日部」の駅だと思います。
そして『水色に挨拶』は、しんちゃん の事ですよね。
「おかえりなさい」
この言葉が待つ場所へ無事に帰ることができる幸せ・・。
何気ない日常が一番の幸せですよね。
そして、「小さく揺れる影」というのは、並んで歩く ひろし と みさえ の少し先を歩く、しんちゃん の影なのかもしれないですね。
あいみょん「ハルノヒ」歌詞の意味を解釈! まとめ
いかがでしたか?
「ハルノヒ」には、ひろしからのみさえへの愛がたくさん詰まった歌詞でした。
恋人同士が、家族へと成長していく姿と、男としての誓い。
家族の大切さを実感できる素晴らしい曲でしたね。
というわけで、今回は以上になります。