「ハッピーエンド」2番Aメロ歌詞の意味は?
こんな時思い出す事じゃないとは思うんだけど
一人にしないよって
あれ実は嬉しかったよ引用:「ハッピーエンド」作詞/清水依与吏
これまでの、何気ない一コマが、かけがえのない一瞬であったことが表現されています。
こんな時とは、別れの際の時間のこと。
伝えたいことはたくさんあるけど、大事な瞬間に限って、何気ない「思い出」が出てくるものですよね。
あなたが勇気を出して初めて電話をくれた
あの夜の私と何が違うんだろう引用:「ハッピーエンド」作詞/清水依与吏
付き合う前に彼が電話をくれた時と、今の自分は何も変わらない筈なのに、彼から見える自分は一体どこが違うんだろう。
通常の恋愛で言えば、あの頃の自分と何が変わってしまったのか、あの頃に戻れたら・・・という意味になるのですが、映画のストーリーと重ねると少し複雑です。
彼が電話をくれるのは、彼女にとって未来で、彼にとっては過去のこと。
どちらにしろ、本当の自分であることは変わりないのですが、お互いが共有できる思い出が違うと、見える世界も変わってしまうのかもしれません。
とても深い歌詞ですね。
「ハッピーエンド」2番Bメロ歌詞の意味は?
どれだけ離れていても
どんなに逢えなくても
気持ちが変わらないからここにいるのに引用:「ハッピーエンド」作詞/清水依与吏
ここは特に映画のシーンと重なる部分です。
彼女は全てを知った上で、それを覚悟して彼に会いに来ています。
時間が限られていることも、運命に抗えないことも、承知した上で、会いに来ている。
彼に対する、ずっと変わらない強い気持ちが表現されています。
通常の恋愛だと、遠距離恋愛がそれに当たるかもしれません。
「ハッピーエンド」2番サビ歌詞の意味は?
青いまま枯れていゆく
あなたを好きなままで消えていく
私をずっと覚えていて
なんてね嘘だよ 元気でいてね引用:「ハッピーエンド」作詞/清水依与吏
彼と別れ、もう会えないとしても自分はきっと彼のことを忘れない。
だから彼にも自分のことをずっと覚えていて欲しい。
好きな人には誰だってそう思う事は当然ですが、やはりその言葉も彼を困らせると思ったのでしょう。
その気持ちを押し殺し、ただ「元気でいてね」とだけ言い放ったところにも彼女の強がりを感じます。
「ハッピーエンド」Cメロ歌詞の意味は?
泣かない私に少しほっとした顔のあなた
相変わらず暢気ね
そこも大好きよ引用:「ハッピーエンド」作詞/清水依与吏
最後は笑顔でという、彼女の気持ちが描かれている部分。
ものすごく切なくて悲しいけど、涙をこらえているのでしょう。
でも、本当はそんな気持ちを彼に気付いて欲しい。
「相変わらず暢気ね」と皮肉っている部分に、気づいてよ・・・。という感情が隠されている気がします。
「ハッピーエンド」ラストサビ歌詞の意味は?
気が付けば横にいて
別に君のままでいいのになんて
勝手に涙拭いたくせに
見える全部 聞こえる全て
色づけたくせに引用:「ハッピーエンド」作詞/清水依与吏
見えるものや聞こえるもの全てを変えてくれた彼。
もう彼なしでは生きていけないくらい好きなのに…。
やりきれない想いと苛立ちのやり場がなく、心の中で彼にあたっている様子がイメージできます。
「色づけたくせに」の部分が、彼女にとって彼の存在がいかに大きいものか表していますね。
そして、別れを切り出したのは彼であることも・・・。
今すぐに抱きしめて
私がいれば何もいらないと
そう言ってもう離さないで
なんてね嘘だよ さよなら引用:「ハッピーエンド」作詞/清水依与吏
自分が彼を思うのと同じように、彼も自分のことを想って欲しい。
結局最後までその想いを消す事は出来ませんが、彼の前では意地を張って「嘘」を付きます。
そして最後の「さよなら」はとても重く、彼女が思い切って打った終止符。
決意とも読み取れるその言葉に、思わず涙がこぼれてしまいます。
「ハッピーエンド」歌詞の意味を考察・解釈してみた まとめ
どんな状況になっても、彼を想う純粋な女の子の気持ちが描かれた曲でした。
どかしい気持ちと切ない想いがリアルに伝わってきます。
曲のタイトルとは真逆なとても苦しい失恋ソングでしたね。
彼女なりに考えた”彼にとってのハッピーエンド”にする為に重ねた嘘は、最後まで自分自身を傷つけている気もしましたが、あなたはどう感じましたか?
というわけで、以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ほとんど同意見で
やっぱりいい解釈だな、と思いました笑
そういっていただけると嬉しいです!感謝ですm(__)m
ご存知だと思いますが、この曲は映画の主題歌なので、是非、原作小説か映画を観ていただきたい。そうすれば、少し別の解釈が出来るかと思います。
なんか…読んでて泣けた…
最近になってバックナンバーが好きになり、なんでこの曲はタイトルがハッピーエンドなんだろうとなんとなく思っていてこの記事に辿り着きました。
なるほど…しかありません。
同時に今好きな人と一緒に暮らせている自分は幸せなんだと再認識させてもらいました。
映画、観てみます。