あいみょん『猫』2番歌詞の意味は?
若すぎる思いから|2番Aメロ
若すぎる僕らはまた1から
出会うことは可能なのかな
願うだけ無駄ならもうダメだ引用:「猫」作詞作曲/あいみょん
まだ若すぎる二人は、出会いも別れも早すぎてしまった。
もっと違う出会い方をしていたら、こんな運命にはならなかったのかもしれない。
二人はまだ高校生くらいなのでしょう。
「会いたい」という感情的な一面と、「願うだけ無駄」という現実もわかっている冷静な一面は、主人公が子供と大人の間でもがいている葛藤が表現されているのではないでしょうか。
彼女を思い出してしまう辛さ..|2番Bメロ
家までつくのが こんなにも嫌だ
歩くスピードは
君が隣にいる時のまんま
想い出巡らせ
がんじがらめのため息ばっか
馬鹿にしろよ、笑えよ引用:「猫」作詞作曲/あいみょん
二人で過ごした家へ帰るだけなのに、何もかも彼女を思い出してしまう。
家に帰る速度ですら、彼女を思い嫌になる。
一緒に暮らしていたふたりなら、思い出がとても多く、何をするにも思い出してしまうはずですよね。
一緒に歩いた場所や、二人で買ったもの、匂いですら愛おしく感じるもの…
そんな思い出に浸る自分に嫌気がさしてしてしまうのかもしれません。
忘れたい本当の理由とは|2番サビ
君がいなくなった日々は
面白いくらいにつまらない
全力で忘れようとするけど
全身で君を求めてる
猫になったんだよな君は
いつかまたあの声を聞かせてよ
矛盾ばっかで無茶苦茶な僕を
慰めてほしい引用:「猫」作詞作曲/あいみょん
冒頭からずっと主人公は「君」に対して、とても一途で大好きな思いを伝えています。
ただ、主人公はどうして大切な人を「全力で忘れよう」としているのでしょうか。
たとえ別れてしまっても、本当に大事な人であればずっと心の中にその人は居続けるし、忘れなくてもいいものだと思いませんか。
そこまでして忘れたいということは、大好きな君から最後のお願いがあったのかもしれません。
自分がいなくなってしまったら、とても悲しむことは君自身もわかっている。
まだ若すぎるあなたにとって、その悲しみを一生引きずらせたくない。自分のことなど忘れて新しい出会いもしてほしい。
そんなお願いが君からあったのではないでしょうか。
そして、それは主人公からしたら、「君」からの最後のメッセージであり、最後のお願いです。
わがままな君のお願いをきかない訳にはいきませんよね。
それに応えようとしますが、若すぎる彼にとってそれは素直にできるはずもない。
まだ大人になりきれていない主人公の葛藤がここでも感じられますね。
子供と大人の狭間で|ラストサビ
君がもし捨て猫だったら
この腕の中で抱きしめるよ
ケガしてるならその傷拭うし
精一杯の温もりをあげる
会いたいんだ忘れられない
猫になってでも現れてほしい
いつか君がフラッと現れて
僕はまた、幸せで引用:「猫」作詞作曲/あいみょん
もし君が今誰かと幸せな生活を過ごしていたら、僕は必要ない。
でも君がもし孤独であるなら、悲しんでいるなら全力で僕が守ってあげる。
主人公はどんな形であっても「君」が幸せであるように願っているようです。
そして、もし幸せでなかったら僕が助ける。
そんな一途で少し大人ぶった感情が最後に表現されています。
しかし、本音である「会いたい」思いはずっと変わりません。
大人ぶりたい気持ちと本当の気持ちを両方描くことによって、主人公の青春の苦しさやもがいている様子をあいみょんは伝えたかったのではないでしょうか。
あいみょん「猫」歌詞の意味は? まとめ
今夜10時から始まる新水曜ドラマ
「獣になれない私たち」主題歌、
6th Single『今夜このまま』のジャケット公開です。
カップリング曲には先日行われた上野水上野外音楽堂での弾き語りライブ音源を2曲収録。
「風のささやき」とDISH//への提供曲「猫」を。2018.11.14 release pic.twitter.com/VLw4I0QxSV
— あいみょん (@aimyonGtter) October 10, 2018
この歌詞を考察するにあたり、これは大切な人との別れの曲なのか、それとも死別の曲なのか意見が分かれています。
私的には君を猫に例えていることからしておそらく死別してしまったのかなと思います。
猫というのは、よく言われていますが死ぬ前に飼い主の前から居なくなります。
孤独を愛するため、一人で休みたいからどこかへ行ってしまい、そのまま死んでしまう。
なんて言われていますが、大好きな飼い主との別れが辛い、心配させたくない、といった気持ちもきっとあるのではないでしょうか。
主人公が君をとても大切に思うように、君も主人公のことをとても大切にしていた。
自分が居なくなるなんて自分でも受け止められないのに、彼に悲しい思いも心配もかけたくない。
だからもう自分のことなど忘れてほしい。
そんな君の勝手でわがままな一面を気まぐれで自由な「猫」にたとえているのかもしれません。
二人がどれほど思いあっていたかが伝わりますね。
やっぱりとても切ない・・・。
気になる方はぜひあいみょんの「猫」、DISHの「猫」をチェックしてみて下さい。
ご一読いただきありがとうございました。