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米津玄師「LOSER」歌詞の意味は?ダンスの才能に振付師も絶賛!

米津玄師・LOSER・歌詞・意味・ダンス

若年層ロック界の中でも、独特の雰囲気を醸し出す米津玄師さん。

人気の加速はとどまる事を知りませんね!

 

今回はそんな米津玄師さんのLOSER」の歌詞意味について考察&解説をしていこうと思います。

米津玄師「LOSER」はどんな楽曲?

 

「LOSER」は、2016年9月28日にリリースされた両A面シングル「LOSER/ナンバーナイン」の一つ。

(もうひとつの楽曲「ナンバーナイン」は、「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」という特別展のイメージソングとして書下ろされました。)

ナンバーナイン↓

「LOSER」は、最近では HONDA「JADE」のCMにも起用され、さらに注目を集めていましたね。

ネットの口コミでは、CMに合ってないだの賛否両論ありましたが、楽曲そのものは、本当にカッコイイですよね!

米津玄師「LOSER」ダンスの才能がヤバイ!振付師も絶賛?

そして、気になるのはPVです!

ダンスの才能まで発揮してくるなんてΣ(゚д゚lll)

本当に驚いたものです。

PVはこちら↓

夕暮れの陽が差し込む小学校の教室。

視線の先にうごめく男性。

小さな手のムーブから、開けるカメラワークとともに足を滑らせ、

喉を通る息の音を合図にメロディーに合わせたダイナミックなダンスを始めます。

 

「ん?本人が踊っている?いやまさか・・・いや?これは・・・米津玄師本人だ・・・」

最初にMVを見た時、あまりのダンスの表現力と技術に本人だとは信じられませんでした・・・。

 

振付を担当されたのは、かの有名なシルク・ド・ソレイユや、

Siaの「アライヴ」という曲の日本版のMVで土屋太鳳さんが踊るダンスの振付も担当された辻本和彦さん。

 

そんな経歴を持つ辻本さんが、なんと米津さんのダンスを絶賛!!しているのです。

指先の繊細さと長い手足を活かしたダンスに「惚れ惚れするほど美しい」とのコメントも残しています。

 

裏話ですが、米津さんはこの撮影のために2、3週間毎日レッスンを受けていて、激しい運動をするのは中学生ぶりだったらしく地獄の日々だったそうです。(笑)

 

ただ、かっこいい映像を撮るために妥協はしない米津さんだからこそ、納得するまで諦めなかったそうで、撮影の最終段階で議論が白熱していたとか。

米津さんの好きに踊るといい」と言われ踊った結果、最終的に惚れ惚れするとコメントされてしまうなんて、さすがの米津さん。

 

実際、ダンスの種類としては型にはまらないようなものなのですが、ジャンル的にはPOPやアニメーション、一部ブレイクのステップなどが取り入れられています。

 

特に、足を滑らせるムーンウォークの類のあの振りや、途中で自分の身体を制御できなくなるような勢いに押されたような振りは前衛的で、とても数週間で得た技術とは思えません。

ただの歌手ではなく、もはやアーティストです!!

 

現在までのMV累計再生数は1億600万回にまで達しています。

米津玄師「LOSER」歌詞の意味を考察!

ダンスが話題となった米津玄師さんの「LOSER」ですが、

一方で歌詞の意味が難解で良くわからないと言う声も聞きます。

 

果たして、「LOSER」の歌詞にはどんな意味が込められているのでしょうか?

米津玄師「LOSER」Aメロ 歌詞の意味

いつもどおりの通り独り
こんな日々もはや懲り懲り
もうどこにも行けやしないのに
夢見ておやすみ

引用:「LOSER」作詞/米津玄師

 

教室からはじまるこのシーンでこの歌詞を聴くと、子供時代を思い起こします。

いつもと同じ一人きりの帰り道。

どこかに行きたいのにどこにもいけない。

変えたいのに変えられない苦しみ。

 

米津玄師さん自身うつ病や一部障害を抱えていたことがあり

子供の頃にも味わっていた孤独や辛さが表現されているのかもしれません

いつでも僕らはこんな風に
ぼんくらな夜に飽き飽き
また踊り踊り出す明日に
出会うためにさよなら

引用:「LOSER」作詞/米津玄師

 

毎日変わらないこんな夜に飽き飽きするも、変えることができない苦しみ。

変えるには、逃げてしまえばいい。

明日へ逃げてしまえばいい。

 

目を閉じて暗闇に溶けてしまえば、明日は自然と踊りくるのだから。

とにかく逃げるために、ベッドで今日にさよならを告げるのです。

米津玄師「LOSER」Bメロ 歌詞の意味

歩き回ってやっとついた
ここはどうだ楽園か?
今となっちゃもうわからない

四半世紀の結果出来た
青い顔のスーパースターが
お腹すかしては待ってる

引用:「LOSER」作詞/米津玄師

 

米津玄師さんの人生を想像させます。

 

過去の辛い経験を乗り越えて、歌手として道を歩んできてやっとここまで辿り着いた。

ファンもできて居場所もできて評価もされて、自分の道を定めることができた。

 

他人から見ればうらやまれるような成功を手にした立場であるはずなのに、なぜか疑問を抱きます。

 

ここは楽園か?今となっちゃもうわからない

自分の音楽とは、作り出すべき音楽とは、求められる音楽とは・・・

 

居場所が用意されている恵まれた状況を捨てたくなる、音楽をやめたくなる、全て捨てて遠くに行きたくなる・・・

時にはそんなことも考えると言う米津玄師さん。

今に満足することができないのは、過去の経験があるからかもしれません。

 

どこまでいってもあの恐怖が迫り来るかもしれない。

また逃げたくなるかもしれない。

何が正解なのか、どうすれば自分に疑問を持たずに自信を溢れることができるのか・・・

 

「四半世紀の結果出来た 青い顔のスーパースターが お腹すかしてはまってる」

当時米津玄師さんは25歳だったこともあり、自身のことを示しているようです。

 

青い顔のスーパースターはこの後の歌詞であきらかになりますが、

いわゆるロック界の反逆者としての存在を比喩しています。

 

自分にも、そんな反逆者とも似た精神がどこかに残っていると歌う米津玄師さん。

喰われぬように、どう自分を動かすか、日々戦っているのかもしれません。

米津玄師「LOSER」サビ 歌詞の意味

アイムアルーザー どうせだったら
遠吠えだっていいだろう
もう一回もう一回行こうぜ僕らの声

アイムアルーザー ずっと前から聞こえてた
いつかポケットに隠した声が

引用:「LOSER」作詞/米津玄師

 

メロディーがぐっと変わり、キャッチーな音学へ変貌するこの部分。

繰り返される「アイアムルーザー」と言う歌詞は、米津玄師さん自身の心の声のようです。

 

どこまでいっても自信など無い、自己肯定感の低さが自分をルーザーと呼ぶ意味なのでしょう。

ただ、自分には聞こえていたのです。

心のなかには伝えたいものがあることを。

 

子供時代に言いたかったことがここの目的語なのかもしれません。

ずっと、溢れては心の内に秘めていた想いを、たとえ負け犬の遠吠えに思われたっていいから

 

もう言ってやろうぜ。

変えてやろうぜ。

そんな、彼自身を変えるような強い意志を感じるサビです。

米津玄師「LOSER」2番Aメロ 歌詞の意味

ああだのこうだの知ったもんか
幸先の空は悪天候
ほら窓から覗いた摩天楼からすりゃ塵のよう

引用:「LOSER」作詞/米津玄師

 

世間の声が聞こえてくる様です。

世間は賛否両論。

彼の楽曲についても良くも悪くも様々な意見が飛び交って来ました。

 

彼自信を楽曲で展開する、と言うことは、ある意味彼自信を晒すことでもあります。

心に積もった塵もあるが、一歩引いた世界から見ればそんなものちっぽけなものです。

 

何万本売れたとか、そう言うことに重きをおいていない、米津玄師さんの音楽に対する考え方と重なる部分があります。

イアンもカートも昔の人よ
中指立ててもしょうがないの
今勝ち上がるためのお勉強
朗らかな表情

引用:「LOSER」作詞/米津玄師

 

イアンとカートですが、イアン・カーティスとカート・コバーンというイギリスとアメリカのミュージシャンのことです。

1990年代にロック界で名を残し、2人とも20代で若くして亡くなりました。

 

イアンは、ライブ演奏時には人が変わったように痙攣するような動作をしたりとカルト的な一面があったよう。

死の直前には英チャート6位を記録しますが、精神状態がかなり不安定になっており

普段は落ち着いているにも関わらず突然激しい口調になったりしていました。

 

カートは、メジャーで最初のアルバムから大成功を収めるも、元々アングラな世界をルーツとしていた彼は、その成功をうまく受け止めることができず精神を病んでいきます。

 

その後も思い通りの作曲ができず、うつ病、薬物依存に苦しみ、最後には自殺でこの世を去りました。

 

やはりどこか米津玄師さんに重なる部分が見受けられますね。

「彼らに中指を立ててももういない。」

彼らは過去の人。

今賛否両論しても意味がない。

意味があるのは、ここから立ち上がるための教訓にすることだけだ。

 

この対象は、イアンとカートのことを言っているのでしょうか?

それだけでは無い様な気がします。

どこか、過去の自分と照らし合わせている様に聞こえませんか?

米津玄師「LOSER」2番Aメロ②歌詞の意味

踊る阿呆に見る阿呆
我らそれを端から笑う阿呆
デカイ自意識抱え込んでは もう磨耗
すり減って残る酸っぱい葡萄

引用:「LOSER」作詞/米津玄師

 

この部分は、ラップではありますが「米津さんらしい」歌詞とメロディになっています。

「踊る阿呆に見る阿呆」「我らそれを端からわらう阿呆」

大衆受けする音楽問題。

ありますよね。

 

ミュージシャンとはきっといつの時代も、受けるか受けないか、作りたいか作りたくないか

その狭間でひしめき合っているものだと思うのです。

 

作られた楽曲で踊り狂い好きに楽しむ大衆と、それを端から笑うのも阿呆だと。

提供側である自分たちのことを言っているのかもしれません。

結局そんな意志のひしめき合いは自意識の過剰が招いているのではないか。

そのせいで心をすり減らしたあとは、結局エゴでファイナライズするのです。

 

「酸っぱい葡萄」と言うのはイソップ童話の一つ

お腹をすかせた1匹の狐が木の上になるよく実った葡萄を見つけて、

必死でジャンプするもどうしても届かなかった時「あれはどうせ酸っぱいに違いない」といって取るのをやめる話です。

 

自分のものにしたくてもどうしても叶わないとき、人はその対象を価値のないものとして見直して、

心の平安を保つと言う話です。

この比喩を使うあたり、流石のチョイスですね・・・。

 

膝抱えてもなんもねえ
ほら長い前髪で前が見えねえ
笑っちまうねパッと沸き立って
フワッと消えちゃえるこんな輪廻

引用:「LOSER」作詞/米津玄師

 

抱え込んで塞ぎ込んでしまっても、「長い前髪で前が見えねえ

米津玄師さんのことであるのは間違い無いでしょう。

「前髪」と「前が見」で韻を踏んでいるところも面白いですね。

 

小さな悩みに囚われたり、評価を気にして一喜一憂しているうちに人生なんてフワッと消えちゃえる。

その繰り返しである。と謳っています。少し表現に前向きさが出てきています。

愛されたいならそう言おうぜ
思ってるだけじゃ伝わらないね
永遠の淑女もそっぽ向いて
天国は遠く向こうのほうへ

引用:「LOSER」作詞/米津玄師

 

雰囲気がガラッと変わって前向きな言葉が使われていることに驚きです。

 

「愛されたいならそう言おうぜ」

今までの米津玄師さんであればこんな言葉を使ったでしょうか。

過去の米津さんを考えると、以前の彼からは浮かんでこない歌詞だったでしょう。

何か、変わらなくてはならない。

このままではいけない、と言う強い意志を感じます。

 

ここで出てくる「永遠の淑女」とは、永遠の女性としても有名な、ベアトリーチェというイタリアの女性のことを指していると思われます。

 

特に「LOSER」を作曲するきっかけとなったルーヴル美術館特別展にもかけているのでしょう。

ああわかってるって
深く転がる 俺は負け犬
ただどこでもいいから
遠くへ行きたいんだ
それだけなんだ

引用:「LOSER」作詞/米津玄師

 

やはり、米津さんらしいです。

前向きな歌詞を歌った後で、これです。

「ちょっとまった。本当に大丈夫なのか?」と。

暗闇は心の何処かにあるものです。

 

心のストッパーは自分を守るために影に隠れて出番を待ち構えています。

しかし、ここでは更に強く言い返します。

 

わかっている。

自分はLOSER。負け犬だ。

そんなことはわかっているけれど、知った上で、変わりたいんだ。

変わる必要があるんだ、と。

米津玄師「LOSER」2番Bメロ 歌詞の意味

耳をすませ遠くで今
響きだした音を逃すな
呼吸を整えて

いつかは出会えるはずの
黄金の色したアイオライトを
きっと掴んで離すな

引用:「LOSER」作詞/米津玄師

 

心に隠していた気持ちや衝動を、きちんと噛み砕いて感じようとしている

そんな雰囲気を感じるメロディーと歌詞です。

 

遠くから少しずつ聞こえる様になった音を、気持ちを、本性を、逃すな、と。

「アイオライト」ですが、宝石の名前の様で、「本質」といった意味合いがある様です。

 

ずっと探している彼の人生、音楽における本質はきっとどこかで出会えるはず。

一度見つけたら逃すな!

といった覚悟が感じられます。

米津玄師「LOSER」2番サビ 歌詞の意味

アイムアルーザー なんもないなら
どうなったっていいだろう
うだうだしてフラフラしていちゃ今に
はい左様なら
アイムアルーザー きっといつかって 願うまま
進め ロスタイムのそのまた奥へ行け

引用:「LOSER」作詞/米津玄師

 

負け犬なんだから、これ以上どうなったっていいだろう、と言う歌詞からサビが始まります。

何も行動しなければ、いまにさよならだよ、と。

 

この歌詞ですが、歴史上の人物十返舎一九の

この世をば どりゃ おいとまに せん香の 煙とともに 灰左様ならから引用されているようです。

「行動を起こさずうだうだしていると、線香の煙とともに灰になってしまうよ」と言う意味だそうです。

 

「ロスタイムのそのまた奥へ行け」

ロスタイムとはサッカーなどのスポーツの延長戦のことですが、ここでは人生のロスタイムの様に聞こえますね。

 

何もせずただ願うだけのLOSERでいたら、人生のロスタイムの先に行ってしまう。

このまま人生を無駄にしたいのか?

そう警告しているかの様です。

米津玄師「LOSER」Cメロ 歌詞の意味

愛されたいならそう言おうぜ
思ってるだけじゃ伝わらないね
永遠の淑女もそっぽ向いて
天国は遠く向こうのほうへ

ここいらでひとつ踊ってみようぜ
夜が明けるまで転がっていこうぜ
聞こえてんなら声出していこうぜ

引用:「LOSER」作詞/米津玄師

 

思っているだけじゃ伝わらない。

感じてることがあるなら声に出さないと意味がない。

この声が聞こえてるなら返事をしてくれ!

 

過去の米津さんを打ち勝とうとしている歌詞が多くありましたが、

ここでは踊ってみようぜ、転がっていこうぜ、声出していこうぜ、と複数人に声をかけているかの様な歌詞になっています。

 

自分だけでなく、きっと米津さんのリスナーに向けたメッセージでもあるのではないでしょうか?

自分の音楽を聴いている人たちは、きっと自分に近い感覚を持っているだろうし

同じような人生を歩んできたかもしれない。

孤独に泣く夜もあるけれど、打ち勝っていこう、一人ではないのだから。

そんな風に勇気付けられているようです。

 

そして、ラスサビへ。

米津玄師「LOSER」歌詞の意味を考察 まとめ

https://natalie.mu/music/gallery/news/306098/1038362

出典元:https://natalie.mu/music/gallery/news/306098/1038362 より引用

ここまで「LOSER」の歌詞を考察して来ましたが、いかがでしたでしょうか?

やはり米津玄師さん自身の心の声を描いた部分が多く見られましたね。

 

過去の苦しみ、乗り越えた自分、輝かしい現在の自分、見え隠れする逃げたい自分や自己肯定感の低さ・・。

正解を模索し続ける彼の人生とこれからの縮図を見せられたような気分になりました。

 

さて、ラスサビが終わったあとの米津玄師さんの表情。

気づきましたでしょうか?

 

MV中一度も見せなかった、口角を少し上げた、ホッとした方なニヤリとしたような表情をしています。

この曲の歌詞にも出てくるように、LOSER、である自分を認めて変わっていく・・・

ある意味割り切って、変わろうとしている米津玄師さん自身の感情を表していたのかもしれません。

 

彼は今後、どんな楽曲をどんな意味を込めて作っていくのか、どんな人生を描いていくのか・・・

米津玄師さんのこれからの音楽を、そんな視点から見つめてみるのもいいかもしれません。

 

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